
リアル40代の「ガチな髪悩み」って?困りごとトップ5と正解の解決方法は
40代になると、髪の老化が一気に加速。これまで通りにケアしていても、同じような状態にならなくなるのが現実です。
これまでとは違う新たな展開に戸惑う私たち。そこで相談するのは、身近な髪のプロ・美容師さん。では、実際にどのような声が多く届いているのでしょうか?
毎日40代女性の顧客を数多く担当してるLaf from GARDENの加藤貴大さんに伺いました。
1位「流行のヘアって私にも似合う?」
見事1位に輝いたのは、加齢した髪への悩みではなく、意外にもヘアデザインの相談。
「40代女性もまだまだ流行に敏感。若い女性の流行ヘアを見て参考にする女性は多数いらっしゃいます。でも、加齢を実感している40代女性が、果たしてこの髪型を参考にして良いものか分からない。そんなモヤモヤした気持ちでサロンに来る方が多いですね。
若い女性の流行ヘアを40代女性がそのまま再現する場合、一番ネックになるのは髪質です。ボサついて見えたり、まとまりのないデザインは、どんなにオシャレでも40代女性にはNG。『いかにも若作りしました』感が出てしまいます。40代女性に似合うようデザインするためには、ツヤとまとまり感のある仕上がりを意識しつつ、イマドキ感を出すのがポイントです。
また、アレンジでも『おくれ毛ってイタイ?』とか言われますが、これも引き出す量や部位に注意すれば問題なし。オススメなのが、耳うしろのおくれ毛。引き出した毛束には必ずアイロンで髪を巻くことを推奨します」
オイルでスタイリングしたハーフウェットなスタイルも、毛先に重さを持たせてデザインすれば、40代女性でも違和感なし!
2位「薄毛対策は何をすればイイの?」
40代女性が一番悩んでいるのは白髪ですが、白髪は染める以外の方法がないことは皆知っていること。そのためか、白髪を解消するような質問より、薄毛に関する悩みを打ち明ける女性が多いのだそう。
「薄毛は白髪と違い、デザインチェンジやケア次第で対処できるのが大きな特徴。自分でいろいろ工夫をしても解消されない人が、私達に救いの手を差し伸べてきます。
深刻度の高い人は毛髪診断しなどのプロに任せた方が良いと伝えますが、まずは頭皮美容液などを使ったケアをおすすめします。選び方のコツは人幹細胞培養液を使った美容液を選ぶこと。
また、髪型に関しては、レイヤーとグラデーションを組み合わせた、ボリュームが出やすいボブやショートボブスタイルがおすすめです。」
表面のレイヤーでフワリ感を与え、毛先をグラデーションにすることで厚みをプラス。リフトアップを狙えるひし型シルエットで仕上げればさらに若見え!
3位「シャンプーのプッシュは何回がベスト?」
シャンプーの仕方はネットなどで調べるといろいろ検索できますが、意外と分からないのが適量。
「髪の長さはもちろん、量や髪質によって適量は変わってくるもので、一概にこの量がベストと言いにくいんです。
ただ、どんなに良質なシャンプーでも、きちんと泡立ってなければ無意味。シャンプーを髪につけて洗ったとき、髪全体を白い泡で包み込むことができるくらいの量がベストです。
最初はショートだったらポンプ1〜2回、ボブやミディアムなら2〜3回、ロングなら3回以上プッシュして髪につけて、一度泡立ててみます。その後、足りないと思ったら1プッシュごと追加を。美容室のシャンプーを参考にしてもらえば良いでしょう。
それと勘違いしがちなのが、量が多い=髪にダメージを与えると思っている人。量はダメージに直接関係なく、髪にすすぎ残しがついた状態がダメージの原因になります。むしろ量をケチって洗う方が、髪を傷めるリスクが高まります」
シャンプー選びは自分の肌に合うものを選ぶのが一番! メディアで高評価を得ていても、自分的に合わないと思ったら別のシャンプーを選んで。
4位「前髪が割れない方法ってありますか?」
長年同じ分け目にしているため、前髪にクセがついてしまい、割れてしまう女性は多いはず! その声、美容師の耳にも多く届いています。
「割れた前髪がデザインをだいなしにしてしまうから、仕方なくのばしている、もしくは毎日アイロンでしっかりのばしているけど、手入れが本当に面倒という声が多いですね。
一番簡単に解消できるのが、分け目の位置を変えてデザインカットすること。これは多毛タイプには最適です。普通毛の場合は、ドライヤーで根元の髪をこするように乾かすのをオススメしますね。
また、ある程度乾いてしまってる状態からでは治りにくいので、霧吹きでしっかり頭皮を濡らしてからドライヤーで乾かすと良いでしょう」
前髪のセルフカットは美容師サイドとしては避けてもらいたいですが、どうしてもカットするときは丁寧にブロッキングをして、幅を広げたりしないよう注意して。
5位「ワックスとシアバターって何が違うの?」
メディアで多く取り上げられているシアバター。固形状なので見た目はワックスと似ているため、興味はあるものの、使うのに戸惑っている人は多いのでは?
「ワックスはホールド力が求められるスタイリング剤ですが、シアバターはトリートメント効果をメインにしたスタイリング剤。ホールド力は低いですが、つける量を多めにすることで束感を作ることは可能です。
髪をしっかりデザインするならワックスがベストですが、素髪に近い状態で、軽く動きをつけたいならシアバターがおすすめです。
また、シアバターは手のひらでしっかり溶かしてから使うのがコツ。全体に塗布してから束感を出したいところのみ部分的につけ直しを。一部分だけつけると、そこだけがベタついた感じになるので要注意です」
解説&ヘアスタイル
OLや主婦層からの支持が高く、顧客の多くは40〜50代の女性。フェミニンなスタイルを得意とし、中でもパーマスタイルの評価が高く、顧客の多くはパーマをオーダーするほど。「ツヤ、透明感、柔らかさ」を意識したスタイル作りのために、カットやパーマ技術だけでなく、日々の薬剤研究も欠かさない人気美容師。
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