ゼロから「1000万貯めた」人たち共通、やめていた8つのこと

「お金だけが幸せじゃないの」と自分に言い聞かせていませんか?

 

自分が「必要ない」と思っている場所にわざわざ行かないのと同様に、お金も「必要ない」と思っている人の元には集まってきません。

 

私はFPとして、顧客の皆様がお金に好かれる女性になってくださるよう面談しています。その経験の中で、1000万円貯めた女性たちが共通して「やめていたこと」8つを紹介します。

 

1・これをやめられたら、あとは自動で貯まっていく

>>スタバのコーヒーをやめる

時間つぶしや一息入れるのにカフェでひとときを過ごすのはとても幸せな時間です。

 

スタバは一例ですが、363円のドリップコーヒーを月20回12ヶ月飲むと、1年間で8万7120円です。数百円でも毎日積み重ねると大きな金額になってしまいます。

 

1000万貯金に成功した女性たちは例外なく、こうした「一回の金額が少なく、何となく使いがちなこと」を洗い出し、「自分はどうしてこのお金を使ってしまうのか」原因に向き合っています。

 

ダイエットにも似ていますが、やみくもな節約はつらいだけでリバウンドを生みます。しかし、ムダを生む行動を見つけ出し、その行動ごと変えれば、ただ暮らしていくだけで自動的に貯金が増えていきます。無意味なカフェでの時間つぶしをやめるだけで年8万貯まるのです。

 

もちろん、目的を持って行き、ゆったりとした時間を過ごすのは素敵なこと。それ自体はいいのです。ただ、なんとなくお金を使うことを避けることがお金を貯めるコツになります。

 

2・続いてみんなが「整理した」のはカード類

>>クレジットカードの作りすぎをやめる

 

スーパー、デパート、スポーツショップなどお店オリジナルブランドのクレジットカード。

 

 

作ると商品券がもらえる、買い物が割引になるなど特典が多いので、いろいろな場所で作ってお財布をパンパンにするのが、お金が貯まらない人です。

 

初年度だけ年会費無料であることを忘れ、放置したまま、次年度手数料の請求がきて使いもしないのに払い続けるのが典型。管理できるよう、ポイント、マイルなど貯める目的に応じてメインカードを決め、残りは解約を。多くても3枚程度に抑えましょう。

 

1000万貯められた人たちはお財布の中身の断捨離を必ずしています。クレジットカードはもちろんのこと、ポイントカードも捨てたり、整理しています。お財布の中のカード・ポイントをいちど全部出して、「過去2週間以内に使ったもの」「使わなかったもの」に仕分けてください。

 

月の生活費が10万円だとすると、1%バックのポイントは漏らさず貯めても月に1000円分にしかなりません。2週間以内に使わなかったポイントカードは、意味のある額まで貯めることができないので、持ち歩くことをやめましょう。

 

3・自分の時間を「時給」で考えて計算してみるように

>>無料や安いものにこだわることをやめる

 

スーパーで底値買いをするために時間や交通費をかけたり、金融機関や保険ショップの無料相談にいって節約している「つもり」なのがお金が貯まらない人です。

 

1000万円貯めた女性たちは、お金の仕分けとともに必ず行動の仕分けをしています。そして、お金で買えない時間を大切にするように変わっています。安いものを探すために時間をかけるのではなく、必要なものを必要な時に買うようになった瞬間から、貯まり始めるのです。

 

また、日本は資本主義社会ですから、公的機関やボランティアなどでない限り、無料でサービスを提供することはありません。なんらかの目的があるから無料セミナーがあることをお金を貯めている女性は理解しています。

 

1000万円貯めた女性は無料にこだわらず、必要な情報は自分で勉強します。また、プロに相談することにお金を使うことを無駄と考えません。だから貯まるのです。

 

4・トクすることのない習慣を一つずつ変えていく

>>夜更かしをやめる

お金をがっちり貯めている女性は健康にも気を使っています。大抵の女性は貯金を始めたあと、飲み歩きをセーブし始めます。ストレス解消のために飲み歩いてムダ金を使ってわざわざ太るのはムダなことだと気づくのです。

 

また、夜遅くまでテレビを観て過ごして過食、朝起きるのが辛いという悪循環もやめています。

 

早寝早起きすればお肌も整い化粧品にかける費用も少なくすみます。早く寝ることで光熱費も抑えられます。朝早く起きて朝食やお弁当を作ったり勉強することもできます。

 

5・安売りには近寄らない、むしろ定価で吟味して買う

>>バーゲンに行くことをやめる

やりくり上手に思えるバーゲンですが、バーゲンで購入して長期間愛用しているものはありますか?

 

バーゲンで5000円で購入したスカートを1年で捨ててしまうのはもうやめましょう。熟慮して選んだ定価30000円のスカートを10年履くと1年あたり3000円となります。体型をキープしなければならない原動力にもなることでしょう。

 

安物買いの銭失いとはこのことです。半額とか〇%引きの値札をみるとお得感が増し、さほど欲しくもないものも買ってしまいがちです。

 

バーゲンに行かず必要なものを必要なタイミングで購入するのが貯められる女性です。

 

6・周囲と「お金の情報」をこまめに交換するように

>>お金の話を避けることをやめる

自分を避けている人に近づきたくないように、お金も好かれていない人のところには回ってきません。

 

日本人の「慎ましく質素であることは善」というような考え方から、お金のことを話すことははしたないことと敬遠されがちです。

 

学校教育でも毎日使うお金のことや社会保障や保険について学ぶ機会はほとんどなく、社会にでてからもわからないまま人任せにしたり放置している人が多いもの。

 

ですが、1000万貯めている女性に共通しているのはお金のことを勉強したり話したりしていることです。積極的にお金のことを話題にしてみてください。たとえば、医療費控除やふるさと納税の話は、周囲と情報を交換してみましょう。自分にもできそうな節税を思いがけず教えてもらえたりします。

 

7・「みんながやめたから私もやめる」は損のもと

>>人と比べることをやめる

お金を貯められる女性は自分の価値観をもって、お金を使う時は思い切り使いながらしっかり貯めます。

 

ホノルルマラソンに毎年出るために40万円使うことは譲れない。お洒落が大好きでバーゲンを待たず季節ごとに10万円服を買う。そんな話を聞くと浪費のように思えます。

 

しかし、それを実践するために毎日お弁当持参する、普段外食も控え貯金しているなどメリハリのあるお金の使い方ができる人はお金をしっかり貯められます。

 

幸せは人と比較するのではなく自分で決めていいのです。

 

8・お金はさっぱりと、楽しく使う。負の気持ちは持たない

>>お金を使うことに罪悪感を感じることをやめる

自分で頑張って働いて得たお金を「使ってしまった…」と罪悪感を持って使うのはNGです。しっかり考えて使いたいことに使ったのであれば罪悪感は生まれないはず。

 

お金を払ってよかったと思える「お金が喜ぶ」お金の使い方をしているのが1000万円貯めた女性の共通点です。

 

どれもそれほど難しいことではない

新型コロナの影響で不安な日々をお過ごしの方も多いことでしょう。新年度を迎えるこのタイミングでお金に好かれる女性になれるよう1000万円貯めた女性がやめたことをできることから始めてみませんか?

 

稲村優貴子
ファイナンシャルプランナー(CFP🄬)、心理カウンセラー、ジュニア野菜ソムリエ
大手損害保険会社に事務職で入社後、お客様に直接会って人生にかかわるお金のサポートをする仕事がしたいとの想いから2002年にFP資格を取得し、独立。現在FP For You代表として相談・講演・執筆活動を行っている。日経ウーマン、北海道新聞などへの記事提供、テレビへの取材協力など各メディアでも活躍中。著書『年収の2割が勝手に貯まる家計整え術』河出書房新社。趣味は、旅行・ホットヨガ・食べ歩き・お得情報収集。

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