【40代編集長の婚活記#203】50歳ハイスペ医師に「アノ話」を聞いてみた
それ、便利な言葉だよね
よく聞く離婚の理由だわ、性格の不一致って。便利な言葉よね。でも、この回答で終わりにはしないわよ。もう少し切り込んでみたい。アサミ「性格のどういう側面が不一致だったのですか?」
レンズ「いろいろ、全体的にですよ」
アサミ「私、結婚したことないからわからないんですが、ある程度、性格が合うと思ったから結婚するのかなって思うんですけど」
レンズ「一緒に暮らすと違う点が見えてくるものなんです」
それはわかるけど…
お付き合いしているだけと、結婚して一緒に暮らすことで見えてくるものが違うのはわかる。でも、なんか合点がいかない。
アサミ「それはそうだと思います。でも、10年くらい一緒に暮らしていらしたんですよね?」
レンズ「そうですね」
アサミ「3年くらい暮らして“やっぱり違うな”というのはなんかわかるんですが、10年ってけっこう長いじゃないですか。もっと前にわからなかったのかなぁなんて思うんです」
結婚経験がない立場での、素朴な印象として聞いてみた。
レンズ「あえて言うなら、家にいなかったことじゃないですかね。僕はずっと大学病院勤めで忙しかったので」
10年もしないうちにわからない?
そんなこと、結婚して数年でわかりそうなものだけど。10年もかかるものかしら。そう言おうとしたそのとき、さえぎる言葉が出た。
レンズ「すみません。元妻とは離婚調停しているので、他人に話せることと、話せないことがあるんです」
離婚調停って、いわゆる家庭裁判所に申し立てるってヤツよね? 夫婦での協議離婚では決着がつかなかったってことかしら。
アサミ「あ、そうですか……」
最初に彼は「なんでもどうぞ」と言ったから聞いてみたけれど、答えられるかどうかはまた別なのね。
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