「ひさとお」ではない!「久遠」の読み方、知っていますか?
日常生活で馴染みのない言葉を見かけたとき「これってなんて読むの?」と戸惑うことがあります。漢字一つ一つは知っているのに読み方は分からない、そんな経験ありませんか?
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題しています。
「久遠」の読み方、知っていますか?
「久遠」の読み方は?
「久」も「遠」も日常生活でよく見かける漢字です。ですが「久しい」「遠い」などの読み方から、一か八か「ひさとお」と答えた人もいるかもしれませんが、それは不正解。
ちなみに「久遠」の意味は
1 仏語。長く久しいこと。遠い過去または未来。
2 ある事柄がいつまでも続くこと。永遠。出典元:小学館 デジタル大辞泉
です。
正解は…
「くおん(きゅうえん)」です。
「久遠」の同義語には
- 永遠(えいえん)…いつまでも果てしなく続くこと。
- 永久(えいきゅう)…いつまでも限りなく続くこと。
- 永劫(えいごう)…限りなく長い年月。
- 悠久(ゆうきゅう)…果てしなく長く続くこと。長く久しいこと。
が挙げられます。
なお「遠」には
音読み エン・オン
訓読み とお(い)(常用漢字表外)おち出典元:遠|漢字一字|漢字ペディア
の読みがありますが、漢字ペディアに記載された「遠(オン)」と読む言葉は「久遠」以外は以下の通りでした。
遠忌(オンキ)…一般に、一三回忌以上の二五年忌・五〇年忌などの遠い年忌。
遠国奉行(オンゴクブギョウ)…江戸幕府の直轄する要地に置いた奉行の総称。
遠志(オンジ)…ヒメハギ科の多年草イトヒメハギの漢名。
遠流(オンル)…流罪の中で最も重い刑。出典元:遠|漢字一字|漢字ペディア
どれも日常生活ではあまり見かけないマニアックな言葉ばかり。「久遠」も、一般的には同義語の「永遠」や「永久」「悠久」などで表されることのほうが多い印象があります。「久遠(くおん)」を見かける頻度は少ないかもしれませんが、出会ったことのない表現として楽しんでいただけていたら幸いです。
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