「ろ」ではありませんよ!「蕗」の読み方、知っていますか?
どこかで聞いたことのある言葉でも、漢字で書かれると「え、なんて読むの?」と、何を表す言葉なのか分からなくなってしまうことがあります。
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
「蕗」の読み方、知っていますか?
「蕗」の読み方は?
「艹(くさかんむり)」に「道路」「路上」などでおなじみの「路」と書いて「蕗」。「艹(くさかんむり)」が使われていることから「植物の名前なのでは?」と推測することはできますが、読み方まではなかなか思い浮かばないもの。
まずは正解を見てみましょう。
正解は…
「ふき」です。
「蕗」は日本原産の山菜で、葉の柄は食用として親しまれています。早春に出る蕗の若い花茎「蕗の薹(ふきのとう)」も春乃山菜として親しまれています。
「蕗」の語源にはさまざまな説がありますが、古名(今は使われていない古い呼び名)では「ふふき」と呼ばれ、それが転じて「ふき」という呼び名になったと言われています。そしてこの「ふふき」の語源には、大きくて特徴的な蕗の葉が関係しており、
- 葉の特徴を表す以下の名称を意味する説
「葉広茎(はひろぐき)」「広葉茎(ひろはぐき)」「葉大草(はほおき)」 - 大きな葉が少しの風でも揺れる様子を示す以下の表現を意味する説
「葉吹き(はふき)」「風吹き(ふふき)」
が挙げられます。
他にもユニークな説があります。
- 冬に黄色い花を咲かせる様を表す表現からきている説
「冬黄(ふゆき)」 - 柔らかい葉が排便後の尻拭きに利用されていたことからきている説
「拭き」
などもあります。
ちなみに「蕗」以外の山菜で、「蕗」と同じ「艹(くさかんむり)」で一文字の山菜の漢字と読み方は以下の通りです。
- 芹 せり
- 蕨 わらび
- 蓬 よもぎ
- 薇 ぜんまい
日常生活ではひらがなやカタカナで表されることがほとんどですが、当てられている漢字や読みの由来を調べてみると面白いですよ。
参考文献
- フキ・蕗・苳・款冬・菜蕗 – 語源由来辞典
- 稲垣栄洋『ワイド判 散歩が楽しくなる 雑草手帳』(東京書籍、2018年5月22日)
- 大嶋敏昭監修『花色でひける山野草・高山植物』(成美堂出版〈ポケット図鑑〉、2002年5月20日)
この記事は
レビューライター
片山香帆
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