
「ふくしゅう」と読みたくなるけど…「復習う」の読み方、知っていますか?|漢字クイズ3選
漢字にはたくさんの種類があるだけでなく、読み方もさまざまです。そのため、普段読み慣れている漢字であっても、漢字の組み合わせや送り仮名次第で読み方が変わることもしばしば。読み間違いやすい漢字も多々ありますが、人前で読み間違えてしまったりすると恥ずかしい思いをするもの。
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
第1問:「復習う」と書かれたとき、どう読むか知っていますか?
「復習う」の意味は、
教えられたことを繰り返して練習する。復習する。〇〇える。
引用元:小学館 デジタル大辞泉
です。教えられたことを繰り返して練習することを「お〇〇いをする」って言ったことありませんか?
正解はこちらです!
「さらう」です。
「復習う」より「おさらいをする」の方が聞き馴染みがあるかもしれません。また「復習う」は平仮名で「さらう」と表記される方が一般的です。あまり「復習う」の形でお目にかかることはないかもしれませんが、漢字の表現を知っておくと、言葉の意味がより捉えやすくなりますよ。
出典>>「ふくしゅう」と読みたくなるけど・・・「復習う」の読み方、知っていますか?
第2問:「苛まれる」の読み方は?
「苛」には、「苛立つ(いらだつ)」や「苛める(いじめる)」といった読みがあります。とはいえ、「苛まれる」の場合に「いらまれる」「いじまれる」と読んでしまうのは、残念ながら不正解。
「苛まれる」とは
苦しめられること、厳しく咎められること。
出典元:実用日本語表現辞典
という意味です。
この意味から、なんとなく読み方を捉えた人もいるのでは。
正解は…
「さいなまれる」です。
「後悔の念に苛まれる」「良心の呵責に苛まれる」のように使います。
「苛」はたくさんの訓読みをもつ漢字です。
- 音読み カ
- 訓読み(常用漢字表外)から(い)・きび(しい)・むご(い)・わず(らわしい)・いら(だつ)・さいな(む)・いじ(める)
「苛だつ」「苛む」「苛める」以外の訓読みは、あまり見かける機会がないと思うのですが、「苛」が使われている言葉に出会った時は「そういえば、『苛』には訓読みがいっぱいあるんだっけ…」と思い出していただけると幸いです。
出典>>「いらまれる」も「いじまれる」も間違い!「苛まれる」の読み方、知っていますか?
第3問:「鑑みる」の読み方は?
送り仮名「〜みる」から「こころみる」と読んだ人もいるかもしれませんが、「こころみる」は漢字で「試みる」と書きます。また「鑑識(かんしき)」などの言葉から、一か八か「かんみる」と読んだ人もいるかもしれませんが、それも不正解。
ただ「かんみる」は非常に惜しい読み方です。「『かん』と『みる』の間に一文字欲しいところ…」と言われたら「あ、もしかして!」と思い浮かんだ人もいるのでは?
正解は…
正解は「かんがみる」です。
「鑑みる」は
過去の例や手本などに照らして考える。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。
★誤用されやすい「鑑みる」
近年、「鑑みる」が「考える」「考慮する」などの意味で用いられている場面を多く見かけますが、「鑑みる」はただ考えるのではなく、比較したり参考にする対象がある場合に使われます。
ではここでクイズを出題します。正しい「鑑みる」の例文はどちらでしょうか。
- 現状を鑑みる
- 現状に鑑みる
先でもお伝えした通り、「鑑みる」は比較や参考にする対象と照らし合わせて考えることを表します。
正解は
- 現状を鑑みる(×)
- 現状に鑑みる(○)
です。
現状を考えるのではれば、「現状を鑑みる」ではなく「現状を考える」と表しましょう。「現状に鑑みる」であれば、現状が照らし合わせる対象になり、意味が通じます。本来の意味の「鑑みる」を使いたい場合には「〜を」ではなく「〜に」と覚えておくと、「〇〇に鑑みた結果」「〇〇に鑑みて〜だった」など、正しく使いこなせるようになりますよ。
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