
化粧品の寿命は? 替え時は? 意外と知らない「コスメの使用期限」
スキンケア化粧品は、毎日使うものだから減りもわかるし、あまりにも古いものは肌に悪そうなイメージ。
ですが、実際どれくらいが寿命なのかパッケージに記載はなく、あやふやではありませんか?
目元などのポイントメイクアップ化粧品は流行もあって、色数をそろえていたりすると、なかなか減らずに使い続けていることも。
コスメも新調したくなるこの時期。
改めてコスメの寿命、化粧道具のケアについて触れてみましょう。
ブラシ、チップ、パフ。いつ洗う?何で洗う?
肌と直接触れ、皮脂、化粧品の油分、水分などが常に付着しているスポンジやブラシは、雑菌が繁殖しやすい状況になっています。
基本的には、スポンジ類は一度使った部分は使わず、その都度洗うくらいまめに洗うと肌トラブルを起こす危険性を減らすことにつながります。
しかし、毎日洗っていられないのが本音のところ。そこでオススメしたいのがこの方法。
スポンジを上半分、下半分と分けて使うようにし、さらに裏表を使い分ければ、1枚で計4回使うことができます。これなら、洗う回数を減らすことができますね。
また、ブラシ類は天然毛だと洗いすぎると毛が傷みやすく、せっかくのコシがなくなってしまうので、使用後はまずティッシュなどで粉を払い、3か月くらいを目安に洗うとよいでしょう。
そして、何で洗うかという問題ですが、各メーカーからも専用クリーナーを発売しているところも多く、それを使うのがベター。
ですが、特にスポンジなどはファンデーションなどの油分の多いものを落とすには、食器用の洗剤がいいというツワモノも。
いずれにしても、よくすすいで、きちんと乾燥させるのが菌の繁殖を防ぐ重要なポイントです。
化粧品の安全性とルール
そもそも化粧品は肌に直接触れて使用するものですから、化粧品の品質や安全性を一定に保つために、「医薬品医療機器等法」という法律で製造について厳しく規定されています。
製品になったあとは、消費者が安心して化粧品を買い、安心感、満足感をもち使用できるようにメーカーのエラーで生じた消費者トラブルはメーカーが保証することが義務づけられています。
それが「製造物責任(PL:Product Liability)法」。
しかし、実際には買った後の使い方や保管方法などは、個人の使い方にかかっています。
メーカーが想定した使用方法を大きく外れてしまうと、期待した効果が得られなかったり、肌トラブルを引き起こす原因につながることも。
では、正しい使い方、保存方法は規定があるのでしょうか?
化粧品の使用期限の記載がないものは”3年”が正解
化粧品の保管方法の基本ですが、開封前、開封後ともに高温多湿、直射日光が当たる場所は避けて保管。
さらに開封後は容器の口をきれいにして、キャップもきちんと閉めて保管。
これが基本。
化粧品の使用期限に関しては、1980年、当時の厚生省から通達が出され、期限を記載しなければいけない化粧品を指定しました。ざっくり言うと
”特定の成分が配合されているもの”と、”製造又は輸入後適切な保存条件のもとで3年以内に性状及び品質が変化するおそれのある化粧品”
が表示対象。
それ以外は表示しなくてOKなんですね。
つまり、使用期限の記載がない化粧品は、”適切な条件下で保存できていれば3年、が使用期限”ということがいえます。
しかし、一度開封してしまうと空気中に浮遊する雑菌の混入や二次汚染などにより品質が低下するため、1年以内にはできるだけ早く使いきることが望ましいと言われています。
結論としては、まめに化粧道具は洗い、乾燥させ化粧品も早めに使い切る、がいいというわけです。
基本的な肌のことや機能を知り、コスメの成分が読めるように!
このようなかんちがいしそうなスキンケアや、美容やコスメのことはこちらにさらに詳しく。
素朴な美容の疑問~コスメの成分まで、イラストと図でたっぷりと解説してあります。日本化粧品検定の対策テキストです。
まずはベーシックな知識をマスターしたい人に……2級・3級
『日本化粧品検定 2級・3級対策テキスト コスメの教科書』 日本化粧品検定協会・監修 主婦の友社・刊 1700円+税
アマゾンはこちら → http://amazon.co.jp/dp/4074004267
hontoはこちら → https://honto.jp/netstore/pd-book_27774574.html
より詳しく化粧品のことを知りたい人は……1級
『日本化粧品検定 1級対策テキスト コスメの教科書』 日本化粧品検定協会・監修 主婦の友社・刊 1800円+税
アマゾンはこちら→ http://amazon.co.jp/dp/4072914576
hontoはこちら → https://honto.jp/netstore/pd-book_27774573.html
スポンサーリンク
【注目の記事】
- 夏の通勤に万能なネイビーパンツ。選ぶポイントは、着心地・ラクラクお手入れ・体形カバー!【40代の毎日コーデ】
- 「予約がとれないブランディングスタイリスト」が50代女性に向けて提言する「自分をもっと好きになる方法」って?
- 女性の毛髪への新アプローチ「S-DSC毛髪再生医療」とは?「毛の成長を促す起点となる細胞の一つを移植する」治療への期待を専門医に聞きました
- 形がきれい!合わせて着るだけで上品見えする【ユニクロ】の黒セットアップ【40代の毎日コーデ】
- 【立ったまま1分!骨盤矯正】体のねじれを整えて、垂れ下がったお尻もぷりっと丸く引き上がった【鬼軍曹ゆか様ダイエット】
- 熱中症「頭が痛くなった」はもう危険スレスレ!昨年の倍搬送されている2025年、「この梅雨明けまえがいちばん危ない」これだけの理由【専門家が解説】
- 48歳独身女性、立ち上がろうとした瞬間「あれ??」。このめまい、もしかして「更年期」なのかな?【マンガ100人の更年期R】
- 「まさか、私が乳がんに?」53歳でがん告知。抗がん剤で動けないつらい日々に、私を支えてくれたものとは
- 大人気【ユニクロ】ワイドスウェットパンツ。オシャレな人が購入しているカラーとは【40代の毎日コーデ】
- 「意地でもシミを増やさない」紫外線対策4つのポイント。「日傘だけでは不十分!?」50代美白のカリスマ美容家さきめぐ先生に聞いた
- 技アリ白Tでさりげなくお腹をカムフラージュ。Tシャツインの着こなしに抵抗がある人、必見です【40代の毎日コーデ】
- 【熱中症搬送数激増中】実は6月下旬からの「高湿度」が最も危険!「さぼると熱中症リスク激増」の意外すぎる習慣とは?
- 「私の老化度、本当に54歳ぶんなのかな?」更年期以降は全員が気にしたい「自分の生物学的年齢」を計ってみたら衝撃的すぎる結果に
- 「体温が1℃下がると太りやすくなる」問題が、更年期世代の女性にとって特に深刻なのはなぜか?「お風呂に入る前たった1分でできるヤセ習慣」とは?【石原新菜先生が解説】
- 超激務ヘアメイク藤原美智子さんが「42歳で思い切って変えたこと」その顛末は?「顔も体も片側だけ引き攣った状態になるまで」働いて
- 「更年期のあと」ってどうなりそうですか?54歳コンビが語る「ここまでは冗談みたいにしんどかったけれど」の話
- 43歳、新しい職場で心が折れた。でも、25年ぶりにピアノを弾いたら胸が熱くなって──そこから私の転機が始まった
- 更年期後に「消える症状」と「そのまま残る症状」って?7万人のデータが教えてくれる「更年期の真実と、これからの人生」
- 更年期、どうやって乗り越える?運動、食事、サプリ、そして注目成分「ゲニステイン」まで、更年期の専門医が教えます
- 今の生活が「しんどい」なら「命の前借り」をしている証拠。知らずに「疲れを溜めてしまう」生活習慣とは【医師監修】
- 【徹底検証Hip Fit】はいて1日23分、ながらで使える手軽なヒップトレーニング!SIXPADの女性向けショーツタイプEMSで「ヒップから健康」は叶う?
- 「1年で約6倍」老化スピードが速い人と遅い人、その違いは?美人女医が伝えたい老化を早める3つの原因【医師監修】