【40代編集長の婚活記#222】ナニ、この疲労感!? 48歳婚活独女がデートに疲れてしまったワケ

2020.11.04 LOVE

私が難聴なのかしら?

しかし、何より気になったのはロマンさんの声だった。

ロマン「アサミさん、※△◆~#✕◯*ますか?」

ロマン「お口に合うといいですが※△◆~#✕◯*」

やや低音の声だから通らないせいなのか?

ゆったりとした座席なので距離があるからなのか?

周囲の席で弾んでいる会話の声が聞こえてくるからなのか?

それとも私が難聴なのか?

 

美味しそうなアフタヌーンティー!

紅茶と、3段になったアフタヌーンティーのティースタンドが運ばれてきた。

スープやサンドイッチ、スコーンはもちろん、小さなケーキが何種類も並べられている。見るだけでテンションが上がる。あぁ、美味しそうなものを目の前にするだけで幸せだわ。

アサミ「ステキですね! 美味しそう」

ロマン「いただきましょうか」

気のせいだったかな、さっきロマンさんの声が聞き取れなかったのは。いまはちゃんと聞こえた。さっきはお店の中がちょっとザワザワしていたのかもしれない。

 

つい、空気を読んでしまう

アサミ「ミニサイズのチーズケーキもありますね」

ロマン「1ピースは別のフロアのラウンジで食べられますよ」

アサミ「そうなんですね」

ロマン「スイーツ好きとおっしゃっていたから、いろいろ◯▲※✕◆」

あれ、また後半が聞き取れない。一瞬、まわりがにぎやかだったのかな? まぁ「いろいろ」のあとだから、「いろいろ食べられるといいかなと思って」的なニュアンスじゃないかしら。

アサミ「そうですね。ショートケーキもモンブランもシュークリームもティラミスも楽しめるなんて贅沢です」

なんとなく空気を呼んでで返事をしてしまった。

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