そのスキンケアはNG!皮膚科医・上原恵理先生の「たった一つ」の判断基準って#1

愛の妖精えりりんこと、美容評論家で形成外科専門医・皮膚科医の上原恵理先生に、自分史上最高の美肌を実現する「触らない美容」について1日1テーマずつ3日連続で教えていただきます。

1日めは「みんながよかれと思ってやりがちなNGスキンケア」について。

 

多くの人が刷り込まれている「間違った努力」

いつまでも美しい肌でいたい。その一念で、私たちは毎日スキンケアをがんばっています。化粧品だけでなく、美顔器、スチーマー……でも、よかれと思って続けているスキンケアが、実は肌を劣化させている場合もあるのだそう。

 

「多くの方は、美容情報で間違った刷り込みをされています。たとえば、スキンケアは時間をかけて血流を流すように。小顔マッサージ。バットマンみたいなマスク。コロコロローラー。くるくるスキンケア。肌を触る、こする、もむ。実は、これらは肌にダメ絶対!なんです」

 

えっ、少なくともマッサージは必須だと思っていました……どうしてなのでしょう?

 

「肌は外界から肌を守るためのバリア機能を持っています。この機能が、肌を触ったりこすったりもむという刺激で低下してしまい、肌荒れ、赤み、乾燥という肌トラブルを招きます。また、皮膚が伸ばされることでたるみにつながります」

 

よかれと思ってやっているケアが、10年後、20年後にはもう戻れないレベルのくすみやたるみを引き起こしてしまうのだそう。

 

詳しい説明の前に、まずは肌の構造のお話をしましょう。肌表面には角層という、肌バリアの要があります。

 

「角層は肌のよろいと考えてもいいでしょう。この角層が過度のスキンケアで弱まってしまうと、将来のシミやたるみにつながります」

 

角層の下には表皮、真皮があります。真皮は皮膚にとって、スプリングベッドのマットレスのような構造。

 

「スプリングがへたったら寝心地が悪くなりますよね。お肌のマットレス構造を保っているのはコラーゲン、エラスチンなど。これらコラーゲン構造は加齢だけでボロボロに細く衰えてしまいます。そこに刺激まで加えたらいったいどうなるでしょう?」

 

どうなるのかは次回!

 

次の話>>> (1月10日12時配信)

 

 

敏感肌、乾燥肌、大人ニキビに悩む人に。スキンケアブランド、イニクスは、皮膚疾患領域と外用剤に特化した創業105年の製薬企業、マルホが満を持して2014年に発売しました。皮膚科医師が臨床現場で得たスキンケアの知見をそのまま詰め込んだブランドです。

イニクス センシティブ ディープモイスト ローション(右)120mL 4,070円(税込)、同 モイストバリア ミルク(左)80mL 4,400円/マルホ

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク