
40代のバレッタ・シュシュ・黒ゴム「買っちゃダメ」なNGアイテムは?
まだまだ寒い毎日が続く今日この頃。髪を短くカットするのはちょっとためらう季節です。
とはいえ、のびた髪をそのままおろす毎日はスタイリングが面倒。思わず簡単アレンジでごまかす人も多いのでは?
シンプルなアレンジは、コツさえつかめば大人でもオシャレに仕上がるけれど、肝心なのはヘアアクセ選び。良かれと思って選んだアクセが、逆にオバ髪アレンジになってしまうことも!
では、どんなヘアアクセを選ぶべきでしょうか。早速検証してみましょう。
①ペラい素材の安いシュシュ
髪に跡がつきにくく、外出先などでもササっとまとめられるシュシュは1本あると便利。でも、実は最もオバ髪アレンジに仕上げがちな危険なアイテムです。
2枚の写真で比較してみましょう。左のシュシュはトップスの色と合わせており、一見すると正しい使い方のように見えます。しかし生地が安っぽくてボリュームがなく、痩せ細った髪を強調しがち。
対して右のシュシュは生地にボリュームがあり、素材はベロアと高級感があります。痩せ細った髪でも全体的にゴージャスな印象を与えます。
このように、大人髪のアレンジでシュシュを選ぶ場合は、ボリューム感、素材感、そして落ち着いたカラーの3つが重要。長く使うものなので、100均のものではなく、少しお高めのモノを選んだ方がベストです。
②安いパールや金メッキのミニバレッタ
ハーフアップに適しているミニバレッタ。髪が暗くて重い場合、ちょっと明るい色のバレッタで軽さを出したくなるもの。しかしながら、デザイン次第ではオバ髪アレンジに大変身!
全面がパール風のバレッタをつけたのが左側。パッとみた感じではそれなりに見えますが、近くと安っぽさが目立ちます。大人の場合、顔の近くに擬似パールやゴールドメッキなど、いかにも安物なアイテムをつけるのはNG。若い頃の肌や髪とは異なり、ハリや輝きを失いつつある大人には、安っぽいアイテムが劣化具合をさらに強調させてしまいます。
そして右側でチョイスしたバレッタは、ベッコウ柄のシンプルなデザイン。遠目から見えてもバランスが取れているのは持ちろん、髪や肌の衰えを強調させることもありません。
そしてこの2枚の写真で大きく違う点がもう1つ。それはバレッタのつけ方。左はゴム結びした上からかぶせているため、バレッタが浮き上がってしまい、無理にアクセをつけている感があります。右のバレッタはゴム結びしたすぐ下の毛束と下にある髪との間にはさんでいるため、髪にピタっと密着して美しいバランスです。
このように、大人髪のアレンジでバレッタを選ぶ場合は、擬似感のあるアクセは避けること。さらにバレッタのつけ方に注意することも忘れずに!
③太い黒ゴムはあきらめて、もう捨てて
最後のヘアアクセは定番の黒ゴム。あまり着飾りたくない人や、抜け感のあるコーデを好む人は、この定番アクセだけでOKという人もいるでしょう。失敗も少ないと思われがちな黒ゴムですが、大きな落とし穴があるので要注意!
左は太めの黒ゴムで1本結びにした状態。彼女のように毛束量が多すぎず、少なすぎない場合はコレでも構わないのですが、多い髪の場合だと結び目が甘くなってくびれができず、逆に少ない髪の場合ではゴムに隙間ができやすく、スルっと抜け落ちたり下の方に落ちてしまいがち。また、太い黒ゴムは毛束を無駄に浮き上がらせてしまうため、横から見た時のバランスが良くありません。
1本結びは結んだ部分がキュっとくびれ、トップと毛束にボリュームが出るとバランスの取れたデザインになります。なので、右の写真のようにシリコンゴムを使うと、髪の量に関係なく、キレイなくびれを作ることができます。
万能感のあるシリコンゴムですが、もちろん問題点もあります。1つは多い髪を結ぶ場合、1回の使用でシリコンがのびのびになってしまうこと。逆に少ない髪の場合は、きつく結ぶまでに何回もゴム通しをしなくてはならないこと。そしてもう1つ、太ゴムに比べるとモチが悪いことです。
とはいえ、シリコンゴムは100均でも束になって売られているので、すぐ新しいのに変えればOK。また、髪の太い人は太めのシリコンゴムを、少ない人は細めで輪っかの小さいシリコンゴムを選べば問題解決!
これらのお約束を守れば、オバ髪アレンジになる心配もありません。ジャマな髪も上手にアレンジして、大人可愛いヘアアレンジライフを楽しみましょう!
【監修】
鈴木富美子さん(EMBELLIR)
EMBELLIR代表。都内有名サロンを経験後、高橋亜季氏とサロンオープン。和装やウェディングなどのハイレベルなヘアアレンジを得意としており、数多くの女性誌などで作品を披露。サロンでは自身がプロデュースする水牛角のヘアアクセ・FUCAも販売中。
撮影/柴田和宣(主婦の友社)
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