【40代編集長の婚活記#243】なんと最終回!?  まさかの急展開にとまどう40代独女

2021.03.31 LOVE

印象的だったなんて!

キャット「正直、1回や2回コメントいただくのはよくあるんですけど、常連になっていただくとね、投稿主って気になってくるものなんです」

アサミ「その感覚わかります」

キャット「しかもアサミさんって、実名アカウントで、身分も顔も出しているじゃないですか」

アサミ「そうですね」

キャット「ほかの常連さんはほとんど匿名だし、顔も出してないですから。アサミさんは常連さんの中でもひときわ印象的だったんです」

アサミ「そんな、ありがとうございます」

キャット「メッセージを送ったのは数カ月前ですけど、ホントは……」

そう言いかけたところで、彼のケータイが鳴った。

 

「ホントは……」ってナニ?

キャット「はい、キャットです。……あ、はい。え、そうなんですか? あ、ありがとうございます! わかりました。すぐ行きます!」

ケータイを切った彼がこう言った。

キャット「ランチの予約してるお店の店長から、いい素材が入ったから早くおいでって」

アサミ「丁寧に連絡くださるんですね」

キャット「はい。仲良くさせてもらっているんです。ちょっと早いですけど、行きましょうか」

 

あの続きは何だったの?

保護猫施設で猫さんたちに別れを告げ、その店へと歩いて向かった。

キャットさんとは道すがら、保護猫施設のことを話していた。人懐っこいチャイ、人見知りのマロのほか、さみしがりやのルル、あまり運動神経がよくないロン……。猫たちの性格のこと、猫の里親さんになってくれた方々のこと、一緒に運営しちている仲間のことを話してくれた。

関心あるようなあいづちを打っていたけれど、実は心の奥ではずっと別のことが気になっていた。

キャット「メッセージを送ったのは数カ月前ですけど、ホントは……」

あの続きは、何を言おうとしていたのだろうって。

 

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