【40代編集長の婚活記#243】なんと最終回!? まさかの急展開にとまどう40代独女
印象的だったなんて!
キャット「正直、1回や2回コメントいただくのはよくあるんですけど、常連になっていただくとね、投稿主って気になってくるものなんです」
アサミ「その感覚わかります」
キャット「しかもアサミさんって、実名アカウントで、身分も顔も出しているじゃないですか」
アサミ「そうですね」
キャット「ほかの常連さんはほとんど匿名だし、顔も出してないですから。アサミさんは常連さんの中でもひときわ印象的だったんです」
アサミ「そんな、ありがとうございます」
キャット「メッセージを送ったのは数カ月前ですけど、ホントは……」
そう言いかけたところで、彼のケータイが鳴った。
「ホントは……」ってナニ?
キャット「はい、キャットです。……あ、はい。え、そうなんですか? あ、ありがとうございます! わかりました。すぐ行きます!」
ケータイを切った彼がこう言った。
キャット「ランチの予約してるお店の店長から、いい素材が入ったから早くおいでって」
アサミ「丁寧に連絡くださるんですね」
キャット「はい。仲良くさせてもらっているんです。ちょっと早いですけど、行きましょうか」
あの続きは何だったの?
保護猫施設で猫さんたちに別れを告げ、その店へと歩いて向かった。
キャットさんとは道すがら、保護猫施設のことを話していた。人懐っこいチャイ、人見知りのマロのほか、さみしがりやのルル、あまり運動神経がよくないロン……。猫たちの性格のこと、猫の里親さんになってくれた方々のこと、一緒に運営しちている仲間のことを話してくれた。
関心あるようなあいづちを打っていたけれど、実は心の奥ではずっと別のことが気になっていた。
キャット「メッセージを送ったのは数カ月前ですけど、ホントは……」
あの続きは、何を言おうとしていたのだろうって。
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