【40代編集部長の婚活記#245】婚活で相手に「聞きにくいこと」を質問するには?

2021.04.14 LOVE

別居と聞いたけど、もうちょい詳しく

アサミ「お近くにお住まいなんですか?」

キャット「いえ、元妻と息子は都内です。もともと3人で住んでいたところに。学校のこともあるしね」

アサミ「そうですよね。友達のこともあるから転校するのも大変ですしね」

キャット「離婚してしばらくは、僕も近所で一人暮らししてたんです。息子がすぐに行き来できるほうがいいかなって」

アサミ「確かに。そのほうが便利そうですけど」

キャット「離婚したのに近くに住んでいるのって……行き来には便利ですけど、あんまりよくないものなんですよ」

 

突っ込んでみたり、引いてみたり

子供との関係性を考えたら、近くに住んでたほうがよさそうな気がしちゃうけど。離婚どころか、結婚もしたことないからよくわかんないな。

アサミ「どうしてよくないんですか? …って、失礼な質問だったらすみません!」

ときどき私がやる聞き方。ズケズケ聞いておきながら、同時に失礼を詫びる(笑)

キャット「いや、大丈夫ですよ」

少しの間、窓の外を見ながら考えるキャットさん。

キャット「例えばアサミさん、いろいろ揉めて別れた元彼が近所に住んでいるってどうですか? 居心地いいですか?」

アサミ「あんまり居心地よくないですね。道でバッタリ会いたくないです」

キャット「それど同じような感覚ですよ」

 

会話の返し方が「ステキ」

立場が違ってもなるべく理解できるように、「例えば」の話をしてくれるキャットさん。こういう話し方は上手だなぁと感じる。

そういえば新人時代の上司に言われた『編集者の心得』のひとつに「立場が違うからわからないというのは無能の証拠」というのがあったな。それはつまり、立場が違う人にもわかるように説明できるようになれ、ということでもあったと思う。

独身、既婚、離婚、子供ありorなし。いろんなライフスタイルの人がいる中で、お互いを理解するためには、お互いが理解しよう、理解してもらえるように伝えようという気持ちが大事だと感じる。

キャットさんはきっと、仕事でも、友達でも、家族でも……理解してもらえるよう真摯に伝える人なんじゃないかな。

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