【クイズ】天日じゃないよ! 天火ってどんな意味だか言える?
母は今でも時折「天火(てんぴ)を使う」と言っています。
「天火」はどんな意味でしょう。
天日干しではありません
答えは「オーブン」です。
「天火」はいわゆるオーブンのこと。オーブンが一般家庭に普及し始めた当時は天火とよばれていました。
天火という言葉は、明治から大正にかけて活躍した随筆家・村井弦斎の著書『食道楽』にもすでに登場しています。これは調理器具のひとつで、箱形をしたもの。この中に入れた食品を周囲から全体的に加熱して蒸し焼きにする道具だったようです。
現代の家庭用オーブンは電子レンジと一体型のものが大多数を占めていますが、以前はオーブンは独立した器具でした。一体型のオーブンレンジは発売1977年に発売され、その後トースター一体型のものや、ベーカリー機能搭載のもの、スチーム機能が搭載されたものなど、いまやなんでもできる製品が数多くあります。
インダス文明にすでにその原型が存在していたとされているオーブン。天火という言葉を使うことは少なくなりましたが、熱々のグラタンや焼き立てのケーキにノスタルジーを感じるのは、その長い歴史のためかもしれません。
参考:天火(デジタル大辞泉)
電子レンジの歴史(JEMA 一般社団法人日本電機工業会)
この記事は
著述者
近藤 とも
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