
セカンドバージン、ご無沙汰40代へご忠告!腟をやわらかくしておくのは女性のたしなみよ【性交痛外来|医師に聞く】
『性交痛』は、性交がある40代以上の女性のうち、59.1%が感じているのに、これまで相談するところもなく蓋をされてきました。富永ペインクリニック 富永喜代先生は、痛みの専門家として『性交痛外来』を開設し、そのお悩みに親身になって取り組んでいます。適切なデリケートゾーンケアで、性交痛を改善するのはもちろん、腟のやわらかさや潤いを取り戻せるのですから必見ですよ!【オトナの性教育#1】
※59.1%は富永ペインクリニック調べ
久々におこなったらヒリヒリ!腟萎縮が起きて激痛なんてことないですか?
性交痛の訴えで一番多いのは、セカンドバージンに直面していた女性達。久々のセックスをなさったら腟が堅くなっていて濡れないし、触られるだけで痛くてヒリヒリして大変だったと。
3年ぶりのセックスに悩む43歳K子さんの場合
3年ぶりに10歳年下のパートナーができたという43歳K子さん。
「彼はとても優しく愛撫してくれるし、若いからしたがるのです。痛がっては申し訳ない。だから先生、どうにかしたいんです」とのこと。そんな悩みをもつ女性たちに、私はこう言います。
「答えはオリンピックです。100メートル走の選手を見てみなさい。彼らは国立競技場で100メートル走しか出場しない。でも、走らない日だって筋トレしたり、毎日100メートル以上走ってトレーニングを重ねているからこそ、本番に臨めるのですよ」と。
セックスしないと膣はどうなるのでしょう?
セックスをしないと腟は3カ月位で、硬くちじこまる「萎縮」がはじまり、1年もしていないと萎縮が完成してしまいます。腟の入り口が小さい人だと直径6ミリくらいになってしまうのです。平均でも2.3センチぐらいですからね。なので、そんな委縮したところに無理やり入れようとしたら切れてしまったり痛いに決まっています。
腟は何のお手入れもせず、放置していたら劣化します。性交痛になるのは当たり前のことなのです。
では具体的な性交痛の原因を説明しましょう。
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