おひとりさま化が止まらない!? 「生涯未婚率」が過去最高を記録!

日本人の「生涯未婚率」が過去最高の数字を記録したことが、厚生労働省による国立社会保障・人口問題研究所の調査でわかった。2015年に行われた調査では、男性の生涯未婚率が23.37%、女性の生涯未婚率が14.06%。前回調査(2010年)より、男性で3.23ポイント、女性で3.45ポイント増加して、過去最高の数字を更新した。

 

女性では7人中1人が生涯未婚

男性の生涯未婚率が23.37%、女性の生涯未婚率が14.06%という数字から単純に計算すると、男性は約4人に1人、女性は約7人に1人が、生涯未婚ということになる。

ちなみに生涯未婚率は「45~49歳」と「50~54歳」未婚率の平均値から、「50歳時」の未婚率(結婚したことがない人の割合)を算出したものなので、必ずしも一生未婚である人の割合を示す数字、というわけではない。しかし50歳で未婚の人は、将来的にも結婚する予定がないと捉えることもできると想定して、生涯独身でいる人がどのくらいいるかを示す統計指標として使われている。

 

生涯未婚率は増加というトレンド

生涯未婚率は国勢調査をもとに5年に1回公表されている。1965年からのデータ推移はこのようになっている。

1965年 男性1.50%   女性 2.53%
1970年 男性 1.70%  女性3.34%
1975年    男性 2.12%   女性4.32%
1980年    男性2.60%   女性4.45%
1985年    男性3.89%   女性4.32%
1990年    男性5.57%       女性4.33%
1995年    男性8.99%   女性5.10%
2000年   男性12.57%  女性5.82%
2005年   男性15.96%  女性 7.25%
2010年   男性 20.14%    女性10.61%
2015年 男性23.37% 女性14.06%

出典:国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集」より

 

15年間で女性のおひとりさまが約3倍に!?

注目したいのは、2000年以降の女性の生涯未婚率の数字の伸び。1965年から2000年までは5年で1ポイント増えるかどうかの推移だが、それ以降は2~3ポイントずつ増えている。2000年ではたった5%程度しかいなかった女性の生涯未婚者が、2015年には14%超え。約3倍近くになっているのだ。

男性の場合は1985年をターニングポイントに、その後5年ごとに2~3ポイントずつ増加。特に2005年から2010年では5ポイント近くも男性が生涯未婚率が増加しているのだ。

ちょっと余談になるが、1985年の調査までは、男性よりも女性のほうが生涯未婚率が高かったということにちょっと驚いた。

都道府県別では、男性の1位は沖縄の26.2%、2位が岩手26.16%、3位が東京26.06%と続いた。そして女性はの1位は東京の19.2%で、2位は北海道17.22%、3位は大阪16.5%という順位だった。

 

おひとりさまは、もう“孤独”じゃない!

生涯未婚率が男女とも増加傾向にある。男女あわせて考えると、約20%の生涯未婚率であり、ここに離婚や死別したあと再婚していない男女を加えたら、50歳時点でのおひとりさま率はもっと高いといえるだろう。

人生選択の自由であり、多様化が進んでいる。

「結婚するのは当たり前」という考え方は徐々に圧力は弱まりつつあり、自らの意思で独身という選択をしている人も増えている。この傾向は今後もさらに強まるのではないか。おひとりさまは、もはやマイノリティではなくなりつつある。むしろ時代のトレンドなのだ。

未婚ですが、何か? 生涯未婚率が過去最高を記録している今、「おひとりさま」はもはや“孤独”ではないのかもしれない。

 

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