【40代編集部長の婚活記#259】元カレから復縁をせまられ、40代独女が出した答えは?
本当に私でいいの?
ジェントル「そのままのアサミさんがいいんです。精神的に余裕がなかったのは僕のほうで」
アサミ「本当に私でいいんでしょうか。私、あのときと比べて成長していないし」
何度も念押ししたのは、うれしい気持ちはあるけれど、たぶんどこか自信がなかったから。
ジェントル「病気のことは落ち着いたし、もう、あんなふうに取り乱したりしませんから」
アサミ「はい。私も成長します」
ジェントル「もう一度、お付き合いしていただけますか?」
アサミ「はい」
晴れて、復活LOVE!
ジェントル「よかった。ありがとう」
重ねていた手を一度ほどき、ギュッと握ってきた。緊張感が一気にほぐれてきた。
アサミ「私もうれしい」
ジェントル「いままでのこと、本当にごめんね」
アサミ「こうしてまた会えたから、いいんです」
ジェントル「悲しい思いをさせちゃいましたよね」
アサミ「ううん。私は大丈夫」
そう言った瞬間、目にたまっていた涙がスーッとこぼれ落ちていった。
涙の理由は?
ジェントル「泣かないで、アサミさん」
そう言って、ハンカチをサッと取り出し涙をぬぐってくれた。
アサミ「あ、ありがとう。でも、うれし涙です。もう大丈夫」
涙の理由、本当はいろんな気持ちがないまぜになっていた気がする。うれし涙もあるけれど、別れたときの悲しい気持ちを思い出した涙。だけど、それは言わなかった。
ジェントル「ホントに? ムリしてない?」
アサミ「ホッとしたんです」
ジェントル「もう、悲しませるようなことはしないから」
アサミ「はい」
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