【40代編集部長の婚活記#263】ホントに私でいいの? 彼とくらべて感じた「劣等感」
会うたびに彼は言ってくれること
アサミ「やる気まんまんで動きやすい格好で来たのに」
腕に力を入れて、腕力ありまっせ的なポーズを取る。
ジェントル「デニム履いてるの初めて見た。デニム似合うね」
アピールしたのは腕なのに、話がそっちに行く?
アサミ「そうですか? もう10年以上前に買ったデニムなんですけど」
ジェントル「デニムが似合う女性ってカッコいいです」
アサミ「あ、ありがとう(照)」
会うたびに何かひとつはほめてくれる彼。毎回なんだけどやっぱりまだサラリと受け止められない。照れちゃう。
ジェントル「まずは座って。ちょっとお茶しましょう」
新しいキッチンも気になる
コーヒーを淹れるために彼はキッチンへ。座っていてと言われたけれど、付いてきてしまった。キッチンもどんな感じなのか見てみたかったから。
アサミ「キッチンも広いですね」
ジェントル「座ってていいのに」
アサミ「お手伝いします」
ジェントル「じゃ、上の棚にコーヒーカップあるから出して」
アサミ「それにしても広い。コンロも4口あるのね」
ジェントル「並んで料理できるから、今度教えましょうか」
アサミ「ホント? 不器用ですけどいいですか?」
ジェントル「もちろん!」
ハンドドリップでコーヒーを淹れてくれる。香ばしい香りが漂ってきた。
コーヒーを飲みながら
新しい家のリビングのソファに座って、好きな人とコーヒーをいただく。幸せな時間。すると、さっき話していた料理のことを彼が尋ねてきた。
ジェントル「家では何を食べてるの? 前からあんまり料理しないって言ってるけど」
アサミ「平日はほとんど外食か、コンビニとかで出来合いのものを買ってきて食べてます」
ジェントル「ちゃんと栄養バランスや素材を考えて食事したほうがいいよ」
アサミ「そうですよね。わかってはいるんですけど」
ジェントル「食べたものが体を作るからね。健康や美容面としても大事だけど、作業効率や集中力のような仕事のパフォーマンスをよくするためにも食事は大切よ」
アサミ「はーい、先生」
なんだか彼が先生みたいに言うから、ちょっぴり冗談ぽく返事をした。
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