白髪が増えた人が知らないうちに「酷使していた」部位とは

中医学では髪の毛を血の余り『血余(けつよ)』と言い、血が十分にあって、体内をスムーズに巡っていれば、髪の毛も健康に健やかに保つことが出来ると考えます。

また、髪は『腎の華』とも言われ、生命エネルギーの根本である「腎の精」が充実していれば、コシがあり、黒々とした丈夫な髪の毛が育つと考えられています。

そのため、血や腎の精の消耗は健康を損なうばかりでなく、年齢を問わず白髪が増える原因にも繋がります。

今月は「これだけは避けたい5つの白髪習慣」についてお話したいと思います。今日は2つめを。

 

ダメ習慣2・「目の酷使」もNG。スマホやPC、テレビに注意

コロナ禍になってから在宅での仕事が増えたり、オンラインでの授業が増えたり、ステイホームの時間が増え、お家でずっとスマホやPC、タブレットで動画を見たり、ゲームをしたり、目を消耗していませんか?

一見、白髪と目の酷使は関係なさそうですよね?

しかし中医学では目の酷使は五臓六腑のうちの「肝」を消耗します。

「肝は血(けつ)を蔵(ぞう)す」と言われ、肝はこの血を貯蔵する銀行のような働きをしています。

目を酷使することでこの肝に蓄えている血を消耗することになり、その結果十分な血を髪の毛に届けることが出来ないので、白髪が増える原因に繋がります。

まずはPCやスマホ、テレビなどダラダラ見ていた人は一旦、見るのを止めてみましょう!

そして1日5分見る時間を減らして、睡眠に充てることから始めてみましょう!

それだけでも少しずつ血が作られるようになり、髪の毛の質も改善してくると思います。

 

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■著者・監修者

CoCo美漢方 田中友也
国際中医師、鍼灸師。母が開いた薬局で、幼い頃から漢方薬に囲まれて育つ。多くの人が元気に、笑顔になっていく姿を見て、自然に漢方相談の仕事を志す。関西学院大学を卒業後、イスクラ中医薬研修塾で中医学の基礎を学び、その後北京中医薬大学、上海中医薬大学などで本場中国の医療を研修。日本有数の漢方薬局である小島薬局漢方堂にて4年間勤務後、現在の仕事に。2018年に鍼灸師の資格も取得、一人でも多くの方が健康に、笑顔になれるようお手伝いをさせていただきます。漢方、東洋医学、中医学は難しい!と思っている方もぜひご相談ください。

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