いつまでもクヨクヨ考え込む人は白髪が増える…これ本当?
中医学では髪の毛を血の余り『血余(けつよ)』と言い、血が十分にあって、体内をスムーズに巡っていれば、髪の毛も健康に健やかに保つことが出来ると考えます。
また、髪は『腎の華』とも言われ、生命エネルギーの根本である「腎の精」が充実していれば、コシがあり、黒々とした丈夫な髪の毛が育つと考えられています。
そのため、血や腎の精の消耗は健康を損なうばかりでなく、年齢を問わず白髪が増える原因にも繋がります。
今月は「これだけは避けたい5つの白髪習慣」についてお話したいと思います。今日は3つめを。
ダメ習慣3・「考えても仕方ないことを考え過ぎる」と白髪が増える
脳は起きている時も眠っている時も多くの血を必要とします。
そこに悩み事があったり、人に気を使い過ぎたり、もともと考え込みやすい人やくよくよしやすい人、優柔不断な人はもっともっと多くの事を考え、多くの血を消耗します。
何度も言うように血の消耗があると十分な血を髪の毛に届けることが出来ず栄養することが出来ないので、白髪が増える原因に繋がります。
いつまで考えても結論の出ないことは一旦考えるのを止めてみる。
これもすごく大切な血を消耗しないための養生です。
どうしても気になる場合はずっと頭の中で考えるのではなく、一度ノートや携帯のメモに書き出してみて、今自分が何で悩んでいるのか。何で困っているのかを書いてみる。
それだけでも客観的に考えることが出来、考え過ぎたり迷い過ぎることが減るかもしれません。
いつも考え込みやすい、悩みやすい人は一度試してみてください。
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■著者・監修者
CoCo美漢方 田中友也
国際中医師、鍼灸師。母が開いた薬局で、幼い頃から漢方薬に囲まれて育つ。多くの人が元気に、笑顔になっていく姿を見て、自然に漢方相談の仕事を志す。関西学院大学を卒業後、イスクラ中医薬研修塾で中医学の基礎を学び、その後北京中医薬大学、上海中医薬大学などで本場中国の医療を研修。日本有数の漢方薬局である小島薬局漢方堂にて4年間勤務後、現在の仕事に。2018年に鍼灸師の資格も取得、一人でも多くの方が健康に、笑顔になれるようお手伝いをさせていただきます。漢方、東洋医学、中医学は難しい!と思っている方もぜひご相談ください。
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