【40代編集部長の婚活記#266】40代独身、婚活をはじめてから「捨てた」モノ
店員さんを待つあいだ
試着する靴を店員さんが持ってくるのを二人で待った。
ジェントル「ね、身長のわりに靴のサイズ小さくない?」
アサミ「そうかも。身長のわりに手足小さめなのよね」
ジェントル「手もちっちゃいもんね」
アサミ「身長は平均より5cmくらい高いのに、靴のサイズは平均くらいなの」
ジェントル「末端が小さい」
アサミ「そうなの」
すると両手で私の手をすっぽりと包み込んできた。
ジェントル「ホントだ。ちっちゃーい。かわいい」
客観的にみたら、いい年をしてお店でイチャつくカップル(苦笑)。ちょっと恥ずかしいけど、ま、いっか。いままでの人生でこんな風に人前で仲良ししたことなかったもんね。
何よりスキンシップで彼の愛情が伝わってくる。言葉もそうだけど態度も、相手に伝えることって大事だ。
「いい年をして」という考えを捨てた
そもそも「いい年をして」なんて、考えなくてもいいのかもしれない。
何歳になっても、恋愛するのは自由。結婚するのも自由。その年齢に上限なんてないわけだから、仲良くするのだって自由よね。
自分が婚活を始めるまで、40代で恋愛なんて絶対にないと思い込んでいたけれど……実際、いま40代後半で恋愛している。むしろ20代、30代のときよりずっと楽しんでいる。
30代後半くらいから「いい年をして」という考えに囚われていたのかもしれない。でも40代半ばになって、婚活を始めて、彼と知り合って、その考えを捨てられるようになった。
この気持ちに至ったのが、私はたまたま婚活であり、彼だったけれど、けっして恋愛には限らない。仕事でも、趣味でも、勉強でも、何歳でチャレンジしていいんだ。それを教えてもらった気がする。
映画のワンシーンみたい
店員さんがたくさんの靴箱をかかえて戻ってきた。
私と彼のまわりにハイヒールがズラリと並べられる。こんなにたくさんの美しいハイヒールに囲まれて……テンション上がる! なるで映画のワンシーンみたいなシチュエーション。ちょっとくらい浮かれても、いいよね。
ジェントル「36が23cmで、36.5が23.5cm相当なんだって。どっちから履いてみる?」
アサミ「36.5にしようかな」
ジェントル「じゃ、7cmヒールの36.5からにしよう」
ハイヒールに足を入れ、立って少し歩いてみる。
ジェントル「ちょっと余裕がありそう?」
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