知ってましたか?「生まれつき肌がたるみやすい人」がいるってこと

こんにちは、神戸市垂水区にある漢方薬店「CoCo美漢方」の田中友也です。鍼灸師、国際中医専門員の資格を取り、日々、薬店と鍼灸院で皆さんの健康相談に乗っています。

 

10月になり、朝晩と涼しくなり、ずいぶん秋らしくなりましたね。

すっかりマスク生活が日常となり、1日中マスクを着けている人もいると思います。

そしてふとマスクを外した時に気になるのが、顔のたるみや濃くなったほうれい線。

またなんとなく体もたるんだ気がする…。

そんな人も多いと思います。

 

中医学ではたるみを「脾気虚」と判断する

同じ年齢でも若々しく見えるか、老けて見えるかには肌の状態の影響が大きいもの。その中でも老けた印象を与えるのは「たるみ」ではないかと思います。

お肌がたるんでくると毛穴が開き、顔の輪郭がぼやけ、ハリがなくなり、老けて見えてしまいます。

そもそもたるみとは「筋肉の衰え」です。

たるみを中医学的に考えてみましょう。

中医学では五臓六腑の働きを重視しますが、五臓でいえば、筋肉と関係の深いのは脾(胃腸)。

その脾の気が足りない脾気虚(ひききょ)という体質の人がたるみは要注意です。

 

「筋肉がつきにくい」人はたるみにも注意してほしい

脾気虚体質の人は〝 筋肉がつきにくく落ちやすい〞というのが特徴です。

そのため、若いころから肌のたるみも起こりやすくなります。

反対に筋肉質で肉付きの良い人は歳を重ねても肌にハリがある人が多いです。

脾気虚の人によく見られるのは、

下痢や軟便になりやすい、疲れやすい、体力がない、胃もたれやすい、胃下垂、食べても太らない、もしくは全体的にゆるくぽっちゃり体型、下半身太りなど。

胃腸が弱いと血が作られにくいので、女性の多くは血が足りません。

血が足りないので内臓全体の元気もなく、血流も悪くなります。

結果、皮膚表面の血流が悪くなり、くすみや乾燥、シミなども出来やすくなります。

 

「疲れやすいタイプの人」は胃腸の強化がたるみ対策に

脾気虚タイプの人は顔の筋肉を鍛えたり、高いお化粧品やエステなどをしても思ったように効果が表れにくく、胃腸を強化することが近道になります。

そして体全体の元気不足(気虚)が起きると肌や体をキュっと上げる元気が不足するので、下に垂れてしまいます。

次のページからは「やってはいけない5つのたるみ習慣」についてお話ししたいと思います。

つづき>>>意外?「食べると肌がたるむ」ものって…気をつけて

 

 

■著者・監修者

CoCo美漢方 田中友也
国際中医師、鍼灸師。関西学院大学を卒業後、イスクラ中医薬研修塾で中医学の基礎を学び、その後北京中医薬大学、上海中医薬大学などで本場中国の医療を研修。日本有数の漢方薬局である小島薬局漢方堂にて4年間勤務後、現在の仕事に。2018年に鍼灸師の資格も取得、。漢方、東洋医学、中医学は難しい!と思っている方もぜひご相談ください。

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