【40代編集部長の婚活記#272】どうして「そんな言い方」するの? 復縁8カ月の恋愛事件簿
「ハンバーガー」と言ったワケは
どうしてもハンバーガーってわけじゃなくて、「選んで」って言うからなんだけどな……。でもそれを言うともっとめんどくさいことになりそうだからやめておこう。できるだけめんどくさいことは避けたい!
アサミ「ハンバーガーって言ったのは、パンが食べたかったからなの。あのカフェもサンドイッチとかはあるから」
ハンバーガーショップとカフェの共通項=パンだと思いついて、なんとか取り繕う私。
ジェントル「あ、そう。それならあそのカフェでいいけど」
あぁ、よかった。ちょっと不満げなニュアンスも残っているけれど、第一関門突破。
それにしても、なんだかやけに突っかかってきたなぁ。ちょっと今日はご機嫌ナナメ? なんか私、機嫌悪くなるようなことしちゃったかしら。そもそもハンバーガーが彼の気分じゃなかったとか?
なんか悪いことしちゃった?
カフェに入ってからは何事もなかったように、いつも通りの彼に戻っていた。
相変わらずレディ・ファーストだし、スキンシップは多いし、ほめ言葉もくれるし……。ご機嫌ナナメだったのは気のせいね。ちょっと考えすぎだったかしら。
これも私の悪いクセかもね。恋人の対応にちょっと変化を感じると、自分が悪いことをしたのかと思ってしまう。彼とのお付き合いはなにげに7カ月以上、最初に付き合ったのを合わせれば10カ月以上も続いているんだから、もっと自信を持たなきゃよね。
でも……。
いつか「フラレて終わっちゃう」んじゃないかという不安が、まったく無いとはいい切れなかった。事実、一回フラレて終わっているわけだし、ね。
なんだかんだで復縁8カ月
復縁してから8カ月。
映画の趣味や食事のお店選びのことで、お互いの趣味が違うところが少しずつわかってきた。でも、それは当たり前のこと。全部一致する相手なんていない。これまで育ってきた環境も、歩んできた人生も違うのだから。
ひとまず、お付き合いは変わりなく続いていた。ただ、彼の仕事に関しては大きな変化を迎えていたようで……。
ジェントル「僕、いまのプロジェクトを外れるかもしれない」
アサミ「そうなの? 立ち上げから中心でやっていたのに?」
2カ月前くらいから、愚痴をこぼしていた仕事のことか。
ジェントル「うん。でももう、続けるの無理かも」
アサミ「調整ばかりって言ってた案件?」
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