【40代編集部長の婚活記#272】どうして「そんな言い方」するの? 復縁8カ月の恋愛事件簿

2021.10.20 LOVE

転職の話があるのね!

ジェントル「社長がフランス人なの。僕、やっぱり日本型の企業ってあんまり合わないかなと思って」

アサミ「そうね。そのほうがストレスなさそうなら、いいんじゃない」

ひとまず、彼が仕事で愚痴をこぼさない環境になったほうがいいなと思った。

ジェントル「そういえば、あなたは転職したことないよね?」

アサミ「うん。新卒で入社してからずっと同じ会社よ」

ジェントル「すごいよね、ずっと同じ会社で勤めているなんて」

アサミ「ううん。転職できる実力がなかっただけ」

ジェントル「転職しようと思ったことはないの?」

 

私が「転職」しようと思ったこと

勤務先については真逆の人生を歩んでいる私たち。彼は転職で何社も渡り歩いていて、私は一社しか勤務したことがない。

アサミ「あるよ。転職活動もしたことあるし。でも需要がなかったってこと」

転職活動した先も出版業界ではなく、まったく違う業界だったし(苦笑)。

ジェントル「転職が決まらなくても辞めなかったのはどうして? 独立してフリーランスとしてもできる仕事じゃない」

アサミ「そうね。フリーランスとしてやっていける自信がなかったのかな」

ジェントル「仕事に不満があったり、納得いかなかったりしても、どうして続けられたの?」

アサミ「仕事なんて思い通りにいかないことがフツー、だからかなぁ」

ジェントル「そういうとこ、ザ・日本人的だよね。思っていることを全部言わずに、飲み込む」

アサミ「そうね……」

 

ザ・日本企業人な私と、日本企業に合わない彼

グサッとくるなぁ。思っていることを言わずに飲み込む……。そうね。確かに年齢を重ねるにつれてそうなっているかもしれない。ザ・日本企業に長年勤める会社員な部分があることは否めない。もちろん、そうじゃない部分もあるんだけど。

ジェントル「ね、僕の話ってめんどくさいでしょ」

アサミ「そんなことないよ。すごく勉強になるし、うれしいよ」

ジェントル「めんどくさい男って思ってるでしょ」

アサミ「ううん」

ホントはちょっとだけ思ってるくせに、ごまかした。

ジェントル「ね、あなたは仕事の愚痴はないの?」

アサミ「ありますよ」

ジェントル「どんなこと? 言って」

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