【40代編集部長の婚活記#272】どうして「そんな言い方」するの? 復縁8カ月の恋愛事件簿
転職の話があるのね!
ジェントル「社長がフランス人なの。僕、やっぱり日本型の企業ってあんまり合わないかなと思って」
アサミ「そうね。そのほうがストレスなさそうなら、いいんじゃない」
ひとまず、彼が仕事で愚痴をこぼさない環境になったほうがいいなと思った。
ジェントル「そういえば、あなたは転職したことないよね?」
アサミ「うん。新卒で入社してからずっと同じ会社よ」
ジェントル「すごいよね、ずっと同じ会社で勤めているなんて」
アサミ「ううん。転職できる実力がなかっただけ」
ジェントル「転職しようと思ったことはないの?」
私が「転職」しようと思ったこと
勤務先については真逆の人生を歩んでいる私たち。彼は転職で何社も渡り歩いていて、私は一社しか勤務したことがない。
アサミ「あるよ。転職活動もしたことあるし。でも需要がなかったってこと」
転職活動した先も出版業界ではなく、まったく違う業界だったし(苦笑)。
ジェントル「転職が決まらなくても辞めなかったのはどうして? 独立してフリーランスとしてもできる仕事じゃない」
アサミ「そうね。フリーランスとしてやっていける自信がなかったのかな」
ジェントル「仕事に不満があったり、納得いかなかったりしても、どうして続けられたの?」
アサミ「仕事なんて思い通りにいかないことがフツー、だからかなぁ」
ジェントル「そういうとこ、ザ・日本人的だよね。思っていることを全部言わずに、飲み込む」
アサミ「そうね……」
ザ・日本企業人な私と、日本企業に合わない彼
グサッとくるなぁ。思っていることを言わずに飲み込む……。そうね。確かに年齢を重ねるにつれてそうなっているかもしれない。ザ・日本企業に長年勤める会社員な部分があることは否めない。もちろん、そうじゃない部分もあるんだけど。
ジェントル「ね、僕の話ってめんどくさいでしょ」
アサミ「そんなことないよ。すごく勉強になるし、うれしいよ」
ジェントル「めんどくさい男って思ってるでしょ」
アサミ「ううん」
ホントはちょっとだけ思ってるくせに、ごまかした。
ジェントル「ね、あなたは仕事の愚痴はないの?」
アサミ「ありますよ」
ジェントル「どんなこと? 言って」
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