【40代編集部長の婚活記#274】恋人に「気持ち悪い」と言われ…!? 衝撃発言の真意とは?
ガマンしてること、言ったよ!
ジェントル「ホントに?」
あら、だいぶ穏やかな口調というか、ちょっと自信なさげなニュアンスを帯びてきたような。
アサミ「ホントよ」
ジェントル「僕はずっと気がかりだったの。あなたを振り回しているんじゃないかって」
アサミ「どうして?」
ジェントル「前に病気のことがあってお別れしたのも、また一緒にいたいって言ったのも僕で、そのたびにあなたは受け止めてくれたけど」
アサミ「うん……」
ジェントル「あなたは『いい人』すぎる」
いい人、ってほどじゃないけど?
アサミ「全然!」
ジェントル「ううん。そうなの。僕はめんどくさい男でしょう?」
なんだか可愛く見えてきた。まるで思ったことをワーッと言い終わった少年が、ちょっとだけ自己反省を始めたかのような。
アサミ「確かに……めんどくさくない、とは言わないけど」
めんどくさい部分はあるけど、それ以上にステキなところがたくさんある。
ジェントル「こんなめんどくさい男にあなたはいい人すぎてもったいない気がして」
アサミ「それでも一緒にいたいんです。好きだから」
ジェントル「ありがとう。僕も大好きよ。だから……」
だから……なぁに?
よかった。いつもの彼の穏やかな口調に戻った。安心した。
ジェントル「僕はこわいんです」
アサミ「何がこわいの?」
こわいって、私のこと? 怒らないけど、貫禄がついてきたってことかしら? あ、違うか。
ジェントル「このまま僕と付き合っていると、あなたを傷つけたてしまうんじゃないかって」
アサミ「大丈夫よ。私は元気よ」
ジェントル「ガマンさせてしまうんじゃないかって」
アサミ「大丈夫。そんなことないから」
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