【40代編集長の婚活記#41】結婚できない女は過去の恋愛に「闇」がある!?

2017.05.17 LOVE

恋愛事情を振り返ってみる

たとえば女性誌にはたいがい占いの記事が載っている。私には2歳年上の姉がいるのだが、中高生の頃はよく一緒に雑誌を読んでいて、姉は恋愛運がよいと書いてあるとなんとなくうれしそうで、よくないとちょっと残念そうにしていたが、私は恋愛運の良しあしはまったく興味がなかったのでそこに一喜一憂はしなかった。むしろ、勉強運や金運がいいほうがうれしかったし、それらが悪いとちょっと残念に思う気持ちはあった。

実際の恋愛に関していえば「〇〇さんが好き」と初めて公言した=初恋(?)は中1のときで、相手は2歳年上の先輩だった。しかし、それは同級生の女の子たちがみんな「中3の〇〇先輩が好き」と言い始めたからだ。休み時間や放課後、先輩が通りかかるときにキャーキャー盛り上がっていた。そのとき私には対象がいなかったので、一緒にキャーキャーしてみたくなり、誰か好きな人を作ることにした。

 

好きな人を作ってみたけれど

2歳年上には姉がいたため、姉の同級生の男性のことは小学生の時からよく知っていた。なので今さら「好き」になれる要素がなかった。ただ数人、別の小学校からきた人達がいて、その数少ない中から一番カッコよさそうな雰囲気だった人……T先輩を「好きな人」にすることにした。実際モテる人だったようで、すでにT先輩を好きな同級生もいたし、彼女もいたようだった。でも、私は友達とキャーキャー言っていられれば楽しかったので、彼女がいようがライバル(?)がいようがまったく気にしなかった。もちろん告白するつもりもなかったので、T先輩の卒業とともにその片思いは終了した。

そもそもT先輩を好きになったのは、友達と一緒にキャーキャーする対象が欲しかったからであって、実際には恋愛感情はなかった。単なるファン、みたいなもの。身近な男性への恋愛というものにハマれなかったのである。その後、キャーキャーの対象が身近な人じゃなくても楽しめるということがわかり、プロ野球ブームやらバレーボールブーム、バンドブームなどがあって、それにキャーキャーしていれば友達とは楽しく盛り上がれた。そして実際に自分もハマれた。

その後の中学・高校生活では、好きな人はおろか「好きな人を作る」ことの必要性を感じなくなり、またそういう感情も沸いてこなかった。友達と部活と家族、ファンとなる対象、そして自分の興味があることに時間を使えるだけで充実していたし、楽しかった。「彼氏がほしい」とか「好きな人がほしい」とか、少しはみんなに合わせて口にしたことがあったかもしれないが、心の底ではどうでもよかった。

恋愛に興味ないだけでなく、縁もなかった。まったくモテなかったのだ。高校を卒業するまでに誰かに告白したこともないけれど、誰かから告白されることさえ一回もなかった……。18年間皆無。まったくモテない女。なんという闇。なんという恋愛黒歴史。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク