4つの行動を増やすだけで、ウソみたいに子どもとの関係がよくなる!

2022.01.28 LIFE

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「どうしても怒ってしまう」「子どもの愛し方がわからない」「育児に自信がない」……表立っては言えない、そんな悩みを心の奥底に持っていませんか? 大丈夫、言わないだけで周囲にもそういう人はいっぱいいます。

そんなお母さんたちに向け、書籍『「私、子育て向いてないかも」がラクになる本』から、モラハラ対策カウンセラー・Joeさんが提案する「耕し子育て」のポイントをご紹介します。今回は「3秒コミュニケーション」初級編の具体的な実践について。

 

いよいよ、「3秒コミュニケーション」実践編です!

 実践①  アイコンタクト

・子どもと目が合った時、口元だけで軽くニコッと微笑む
・子どもに何かを尋ね、返事があったら親指を立てて「いいね!」のポーズをする(簡単に「ママはご機嫌だよ」というサ
インを子どもに送ることができるのでおすすめ! シンプルですが、これは不機嫌な人が絶対にやらないジェスチャーです)

実践②  スキンシップ

・子どもが何かをうまくできたら、ハイタッチすることを習慣にする(ハイタッチの習慣は、自然なスキンシップの方法としておすすめです)
・黙ってスッとハグをする(小さな子の癇癪は、「不意打ち」で静かにハグをすると、一瞬で治まることが多いです)
・ 家の中で子どもの近くを通りすぎる時、無言で自然に、子どもの肩、あるいは頭の上に手を置く。首の後ろや鼻をキュッとつまむ
・頭をクシュクシュッとする
・痛くないように頭を「ペチン!」と叩く
・ 子どもの後ろで立ち止まった時に、何も言わずに、両手で子どもの髪を逆立てる

 

いずれも、落ち着いたダンディな振る舞いで自然に行なうのがポイントです。そして、そのまま立ち止まらずに、何事もなかったように通りすぎましょう。

 

ここまでのやり方は、とにかく、「何気なくやる」「表情ひとつ変えずに一瞬でやる」というのがポイントです。何気なくやって、自分の癖にするイメージです。

 

一生懸命、心を込めてやってしまうと、だんだんやるのが面倒になってくるので気をつけましょう。

 

以降では、基本的に言葉を使った「心の耕し方」をご紹介していきますが、ここまででご紹介した、さりげないアイコンタクトやスキンシップを増やす方法は、とても使いやすく、なおかつ、あなたが思う以上の心の耕し効果があります。

 

ですから、「言葉を使ったノリが苦手」「そんな元気がない」という人は、とにかくまずは、ここまでにご紹介した言葉を使わない、一瞬でできるさりげない行動を、日常の中にどんどん増やしてみてください。それによって、子どもの心は耕され、愛情を感じ、あなたと心が繋がってくるので、それによってだんだんと、対話もしやすくなってきます。

 

実践③  声かけ

・ テーブルで子どもが絵を描いていたら、「お! 何描いてんの?」「あ、保育園のお友達?」「すごい上手じゃん」などと言って、またすぐ家事に戻る

 

・ 洗濯機のほうに向かう時など、一人で工作をしている子どもの前で、一瞬立ち止まって柱にもたれ掛かり、ニヤニヤしながら、「順調?」と聞く。子どもが順調だと答えたら、「良かった!」と言って、そのまま家事に戻る

 

こういう、何気ない、頭を使わなくても済む言葉がけを、日常生活の中にテキトーに、たくさん入れてみてください。ある程度パターン化し、そのシーンになったら、自動的にいろんな言い方が出るように習慣化させましょう。

 

・ 普段の簡単な言葉を、なるべく「ふざけて驚く」という表現に変える(たとえば、「すごっ!」「マジ⁇」「やばっ!」「えええ⁇」など)

 

驚きの言葉(感嘆詞)は何でもかまいません。とにかく、今までも交わしていた、子どもとの対話で使うあなたの言葉を、可能な限り、自分なりに言いやすい「キレのいい驚きの表現」に変換して、できるだけ日常で使う場面を増やすだけです。

 

そうすると不思議なことに、ただそれだけでその場が明るくなり、あなたにとっても、子どもにとっても、心が深く繋がっているような印象をつくれます。

 

それによって、自動的に子どもの心の耕し効果は上がり、楽しい雰囲気になります。

 

もちろん、テンションを上げて言うほうが、子どもも喜ぶし、心の耕し効果も高いのですが、今までこのノリをまったく使っていなかった母親が、急にテンションを上げて言い始めると、逆に子どもが引いてしまうかもしれません。

 

だから、このノリに慣れていない人は、まずは、テンション自体は上げず、今まで通りの表情と口調でいいから、ただ単に、あなたが選ぶ言葉(表現方法)だけを、できるだけ「驚き(感嘆詞)」という形式に変えてみてください。

 

その上で、子どもと自分が、それに慣れてくるにつれて、だんだんとノリの良いテンションに上げていくと、スムーズに移行できると思います。

 

初級編で日常に増やすべき行動4選

以上、代表的な例を挙げてきましたが、とにかくこの初級編では、今までのあなたの日常生活の中に、次の4つの行動を増やしてください。

 

•笑顔
•スキンシップ
•目線を合わせる
•ノリの良い反応

 

子どもに対して、この4つのうちどれでもいいので、そのどれかの行動の回数か絶対量が少しでも増えたら、それで初級編は合格です。

 

難しく考える必要はありません。家事の手を止める必要もありません。とにかく、あなたの子どもへの言動として、この4つのどれかを増やすように、何気ない行動を工夫してみましょう。

 

全体的に、「なんだそんなことか」と思われるかもしれませんが、子どもから見ると、ただそれだけで、あなたの印象がまったく変わり、心の耕し効果は一気に上がります。

 

そうやって心が耕されるようになると、子どものメンタルはだんだんと安定し、態度が落ち着いていくとともにイキイキとしてきて、あなたに対して、心を開き始めるはずです。

 

深い会話の時間や、一緒に遊ぶ時間を確保するよりははるかに楽だと思うので、とにかく、家事をしながら何でもやってみてください。

 

つづき (1月29日正午から配信)>>>子どもとのコミュニケーションが「苦手」なのはこのコツを知らないだけ *このシリーズの一覧はこちら

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