
「飲む日焼け止め」って本当に効くの?3つのポイントとは
飲むだけで紫外線から肌を守れたら、これからのシーズンが楽に過ごせそうです。でも、飲む日焼け止めって、本当にそこまで期待していいものなの? そこで、3つだけ知っておくべきことをご紹介します。
紫外線と肌の問題をシビアに考えるアラフォーには、かなり役立ってくれる3つのポイントかもしれません。
知っておくべき簡単な3つのこと
「飲む日焼け止め」を飲むだけで紫外線を防げるのなら、かなりの魅力です。でも、一般的な塗るタイプの日焼け止めとは違う3つのポイントがあります。
1●メリットはある
紫外線から受ける肌へのダメージの修復をサポートしつつ、蓄積させない。
2●弱点もある
肌が直接浴びる紫外線から守る効果は期待できない。
3●おすすめの利用法がある
紫外線のダメージから守るなら、塗る日焼け止めとの併用がおすすめ。
メリットもありますが、問題点もあります。しかし解決方法もあるのです。むしろポイントを知ることで、もっと効果的に利用できます。
1・最大のメリットは「修復」
なんらかのきっかけで肌に傷を作った場合、それが完全に修復されるまで、ある程度の時間を要しますよね。日焼けなどの紫外線からの肌のダメージも例外ではありません。日焼けに弱い方の場合は特に修復に時間を要し、専門的な治療を必要とする場合もあります。
実は話題にもなっていた飲む日焼け止めはこの肌の修復を効率よくサポートするもので、回復力の高い肌へと助けてくれるものです。つまり飲む日焼け止めを飲んでおくことで、ダメージを受けた肌の修復を早くさせつつ、いいコンディションに整えます。
また回復力の高い肌に整えつつ、ダメージを蓄積しにくい肌にする役割も果たすといった効果も期待できるのです。考えているよりも紫外線から受ける肌のダメージは大きいわけですから、予め飲んでおくことは予防の役割を果たすといえるでしょう。
つまり飲む日焼け止めの最大のメリットは
紫外線から受ける肌へのダメージの修復をサポートしつつ、蓄積させない。
ということなのです。
2・だが、「ガード」は弱点
身体の表面、つまり肌や髪、爪は外側からだけでなく、内側からのケアも重要です。これはアラフォーであれば、実感を伴う事実でしょう。どれも体内で作られ、体の表面に出ていく仕組みだからです。
皮膚を内部から修復し、さらに健やかに作り続けることは基本。しかし、すでに表皮となった部分のコンディションは体外からのケアで保つ必要があります。特に紫外線に関しては外側からのガードが欠かせません。
飲む日焼け止めは修復やダメージの蓄積を避ける効果を期待できますが、外側からのガードという意味では効果は期待できません。これが飲む日焼け止めの弱点であり、また問題点でもあります。
飲む日焼け止めには肌が直接浴びる紫外線から守る効果を期待できない。
飲む日焼け止めは無意味なものではありませんが、仮に「飲むだけでガードが可能」と感じたならば、その言葉を信じ切ることも危険です。
参考・光老化啓発プロジェクト委員会「飲む日焼け止めについて」
3・現時点の正しい利用法
まったく無意味ではありませんし、自分の肌が紫外線のダメージに極端に弱いという体質であれば、良い味方になってくれるものが飲む日焼け止めと言ってもいいでしょう。しかしこれだけで完全に紫外線から肌を守ることは現時点では困難。
特性や期待できる効果を把握することも、肌を危険にさらすことなく、しかも満足できる形で飲む日焼け止めを生かす方法です。するとやはり紫外線に悩まされるシーズンは肌に塗る日焼け止め、つまりUVカット剤は欠かすことができないものになります。
落とすことが面倒と思う方も少なくありませんが、肌の健康を維持させつつ、必要以上の老化を防ぐためにはまだUVカット剤を省略することはできません。現在では肌を紫外線から守る最強のアイテムはUVカット剤なのです。
ですから
紫外線のダメージから守るなら、塗る日焼け止めとの併用がおすすめ。
飲むだけで紫外線から肌を守り切ることは、現状ではSF的なイメージだと考えてもいいかもしれません。今後の研究成果を期待しましょう。
一見、飛びつきたくなる飲む日焼け止めですが、上手に利用することも重要なこと。これからさらに紫外線が強くなってきます。上手に紫外線から肌を守っていくために、利用することが大事です。
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