「ざつやく」ではありません。「雑役」の読み方、知っていますか?

2022.04.05 QUIZ

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「雑役」です。

「雑役」の読み方は?

「雑役」には2つの読み方があります。本記事でご紹介する「雑役」が意味するのは

主な業務以外の種々雑多な仕事。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

です。

類語表現には「雑務(ざつむ)」が挙げられます。本記事で紹介する「雑役」の「雑」も「雑務」と同じく「ざつ」と読みます。問題は「役」の読み方です。「役」には2つの音読みがありますが、タイトルにもある通り「雑役」の読みは「ざつやく」ではありません。

正解は……

「ざつえき」です。

「雑役」のもう一つの読みは「ぞうやく」で、

1 雑用。また、雑用をする人。
2 種々の労役。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

という意味です。「役(やく)」と読むと、雑用だけでなく雑用をする人も表せます。

この「役」の読みはヤク?エキ?

「役」の読みは

  • 音読み ヤク・エキ
  • 訓読み(常用漢字表外)つとめ・いくさ

です。

「役」の読み間違いが多い代表的な言葉には「使役」が挙げられます。実は「使役」にも2つの読み方があるのですが、読み間違いが多い代表的な言葉の方の「使役」は「しえき」と読み、その意味は

1 人を使って何かをさせること。働かせること。
2 文法で、ある行為を他人に行わせることを表す言い方。動詞に、文語では助動詞「す」「さす」「しむ」など、口語では助動詞「せる」「させる」「しめる」などを付けて言い表す。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

を表します。

「つかいやく」という読みもありますが、

① =つかいばん(使番)
② 徳川幕府の職名。使番②の旧称。
③ 使者の役目。

出典元:精選版 日本国語大辞典

という意味です。なお“つかいばん(使番)”は織田・豊臣時代や徳川幕府の職名で、戦時は軍陣中を巡回・視察したり、伝令の役を果たしたりする仕事を意味します。

では以下の言葉の「役」はヤクとエキ、どちらで読むでしょうか。

  • 現役
  • 服役
  • 免疫
  • 兵役
  • 苦役
  • 軍役
  • 退役
  • 労役
  • 役務
  • 役畜

お気づきの方がいるかもしれませんが、上記漢字の「役」はすべて「エキ」と読みます。

  • げんえき
  • ふくえき
  • めんえき
  • へいえき
  • くえき
  • ぐんえき
  • たいえき
  • ろうえき
  • えきむ
  • えきちく

本記事をきっかけに、「役(エキ)」と読む言葉を覚えていただけると幸いです。

 

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