「更年期の始まりのサイン」を見逃し続けたけど…50歳、いよいよ閉経が近づいてきたみたい【100人の更年期#61】前編

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閉経の前後5年を一般に、更年期と呼びます。日本人の閉経の平均年齢は50歳なので、45-55歳の世代は更年期に当たる人が多いもの。身体の不調に苦しみ「更年期障害」の状態に至る人もいます。

 

私ってもう更年期なの?みんなはどうなの?

 

オトナサローネは同世代の女性100人がいまどのような更年期を迎えているのか、そのあり方を取材しています。(ご本人の年齢や各種の数値は取材時点のものです)

【100人の更年期#61】

 

ミキさん

50歳。夫と二人暮らし。30代に大病を患い長く運動をしていなかったため、40歳からエアロビクスなどの運動を開始。健康に自信がついてきた矢先におきた体の変化を更年期だと認識するのには、かなり時間がかかったそう。

 

48歳、原因不明の「めまい」。でも、チーズの食べすぎのせいだと信じていた

ミキさんが体の異変を感じ始めたのは、48歳のとき。夕方に参加しているエアロビクスの最中、頻繁にめまいがおきるようになり、おかしいと思い始めたそうです。

 

「40歳からエアロビクスを始め、毎週2回~3回ペースで続けてきましたが、それまでめまいを感じたことはありませんでした」

 

めまいの原因として、ミキさんが最初に疑ったのは、栄養の偏り。当時、チーズがたっぷり入ったパンにハマり、週に3回は同じパンを食べていたと言います。

 

「1個550キロカロリーのチーズパンで、1人が1日に食べるには多いなと思う量のチーズが入っていました。もしかすると、チーズの食べすぎとめまいに関係があるかも思い、ネットで調べました。すると、チーズの食べすぎとめまいに関係があると書かれた病院のサイトを複数発見。そこで、運動前にチーズパンを食べるのをやめたところ、めまいが軽くなった気がしたので、私の中では、原因はチーズの食べすぎだったという結論になりました」

 

いったんはあまり気にならなくなっためまい。でも、その1カ月後あたりから別の形で現れるように。

 

「ある朝、目が覚めたら天井がぐわんぐわんと歪んで動いているように見え、同時に吐き気を感じました。生まれて始めての『寝たままめまい体験』は、かなりの恐怖。何か重篤な病にかかっているのではないかと思いました」

 

ちょっとのことでは病院に行かないタイプのミキさん。でも、このときは速攻で病院行きを決意。なんとか立ち上がれる状態にまで回復したタイミングで、近所の病院へ行きました。

 

診察の結果、幸い重篤な病気の疑いはなし。めまいを抑える薬で様子をみることになりました。薬を飲み始めたところ、完全に治まりはしないものの、朝の「天井ぐわんぐわん」と吐き気は軽減されました。

 

「朝のめまいは、たしか1カ月程度、不規則に起きたと記憶しています。ひどい日は、1日中めまいがするため、寝たきりだったこともありました。朝のめまいが発生していた期間は、起きたあとも体調がすぐれないことが多かったので、エアロビクスには行けませんでした」

 

そのうち、起きたてのめまいを感じなくなったミキさんは、徐々に運動を再開しました。ところが、トラブルが完全に終わったわけではありませんでした。

 

【この話の後編】▶それまで不順だった生理が「まさかの」…ミキさんに起きた「思いもよらない」変化とは?

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