
白髪染め?カラー?美容師おすすめの40代ヘアスタイル別ケア
白く光る髪の毛がちらほら見えはじめると、一気に老けたような気持ちになりますよね。しかも白髪は元気なので、ピョンピョンと目立つのが厄介。染めてしまえば目立たなくなりますが、「白髪染め」に抵抗がある人も。
今回は白髪を目立たせず髪がキレイに見えるカラーの使い方について、美容師の実例つきで解説します。
白髪があるだけで老けて見える現実
私も40歳を過ぎて、一気に白髪が増えました。サロンに行くたびに「白髪が増えたんだよねー。どうしよう」とぼやくと、アシスタントさんは「えー、そんなことないですよ。まだまだ少ないですよ」と慰めてくれますが、白髪って数本でも本当に気になるんですよね。
白髪数本のときはファッションカラー(いわゆる普通のカラーですね)でも明るく染めれば白髪も目立たず、キレイに染まっていました。が、最近はやはりグレイカラー(白髪染め)に。
月1回のペースでサロンに通っていたのですが、忙しさから気づけば3カ月もサロンに行っていなかったのです。
それが、この状態!!
根元が目立つを超えて、白髪の存在感がありすぎ。これで過ごしていたなんて恥ずかしい。
鏡で見るのは正面ばかりだったので、後頭部にこんなに白髪があったなんて気づかなかった私。サイドの内側はよくチェックしていて、「ああ、また白髪が増えた」と嘆いていたのですが、見落としすぎました。これ、かなり老けて見えますよね。
カラー後がこちら。
トリートメントもしたので、ツルツルです。
髪がキレイだとそれだけで若々しく見えますし、気分も上がりますね。
ちなみに、どうやってオーダーしているかというと
「とにかく白髪が目立たないようにしたい。髪色は明るくなりすぎず、のびてきても気にならないよう暗めが希望」といい続けています。
60代くらいになれば、白髪を受け入れられるようになるのでしょうが、今はとにかく隠したいし、ツヤが見に見せたいのです。みなさんはどうですか?
普通のカラーと白髪染めの違いとは?
おしゃれ染め、ファッションカラーといわれる通常のカラーと白髪染めの仕組みは同じ。
白髪を染めるために、染料の配合や割合が違うだけなのです。白い髪を染めるために染料が多く、パワーも強め。そのため、髪が弱っていると乾燥してパサつきやすくなるそう。でも、安心してください。サロンでは髪の状態にあわせて薬剤をセレクトし、トリートメントをプラスするなど髪が傷まない工夫もちゃんとしてくれます。
「白髪=白髪染め」ではなく、白髪の量によって薬剤を決めていきます。数本であればファッションカラーで対応可能。集中して生えているところだけ白髪染め、それ以外はファッションカラーと使い分けもできるそうです。根元だけ染めることもできます。
また、全体を暗くしたいのか明るくしたいのかによっても異なるので、自分で決めつけずに美容師さんに希望を伝えて相談してみましょう。今はカラーバリエーションも豊富なので、ファッションカラーのときのように色で遊ぶこともできますよ。
エイジング毛でもツヤ髪に見えるおすすめカラー
実例をご紹介します。
前回の施術から1カ月半経ってからの来店となったお客さまのヘアです。
白髪がちらほら目立ちますね。
髪はやや細く、クセ毛。乾燥もしています。白髪は3割程度の状態です。
「赤みが出ないツヤのあるやわらかいベージュカラー」をオーダー。白髪は隠したいけれど、重い印象にはしたくないということでした。
仕上がりはこちら。

顔まわりの動きも柔らかく見える。ファッションカラーとの違いを感じさせないナチュラルな仕上がり。担当/NAOMIさん(Ramie)
赤みを消すためのアッシュ(グレーがかった色のこと)と、ツヤ髪に見せるためのベージュを取り入れたカラー。地毛とのなじみもよく、ナチュラルな色に仕上がりました。
白髪染めはベタっと平面的に見える、髪がパサつくと思いがちですが、ファッションカラーとの違いを感じさせない仕上がりです。
40代におすすめのカラーをRamieで教えてもらいました。
落ち着いた色にしたい人は…
グレーベージュ

7トーンのグレーベージュ。透明感のあるカラーが素敵。担当/NAOMIさん(Ramie)
地毛よりも少し明るめのカラーでも、重く見えず透明感のある色。暗めカラーはしっかりと白髪が染まり、きれいに仕上がります。
のびても気にならないのは…
クリアベージュ

9トーンのクリアベージュ。品のある華やかさ。担当/加藤貴大さん(Ramie)
赤みがないベージュ系カラー。明るさがあるので、少し退色してもハイライトっぽく見えて立体感が出やすくなります。髪がのびてきても気になりにくいのも利点
赤みを抑えたい人に…
フォギーベージュ

8トーンのフォギーベージュ。髪のくすみが気にならない。担当/NAOMIさん(Ramie)
白髪染めは赤みが出やすい色なので、赤みを嫌う人におすすめ。ナチュラルな明るさで似合わせやすい。
カラーを長持ちさせるコツとは?
白髪はのびてくれば、どうしても根元が気になってしまいます。かといって頻繁に染めると髪が傷んでしまうので、できれば1カ月くらいは間隔をあけたいもの。
染めたての色を保つためには、白髪染めをした日はシャンプーを控える、カラー後1週間はカラー用のシャンプー&コンディショナーを使う、髪が乾燥しないよう保湿ケアをするといった日々のケアが大切です。これは今までのカラーリング後と同じです。
この時季は紫外線から髪を守ることも退色を防ぐためにはマスト。帽子や日傘だけでなく、外出前にUVケア用スプレーを髪に吹きかけるのも効果的です。紫外線は肌だけでなく、髪へのダメージも大きいのでしっかりとブロックしましょう。
夏のレジャーでは海やプールもカラーにとっては大敵です。カラー剤は塩素に弱いので、どうしても色が抜けてしまいます。海水浴後は水で髪をよくすすぎ、塩分を髪に残さないようにしましょう。傷みが進行しないよう、自宅でのトリートメントも欠かさないで。
夏を思いきり楽しんだら、サロンでカラーとトリートメントを忘れずに!
色をキープしていても気になるのが根元の白髪。2~3週間もすれば目立ってくるので、サロンに行くよりも市販のカラー剤で染めてしまうことがありますよね。そこで注意したいのが色選び。
「明るくなりすぎるのを気にして、暗い色を選ぶ人が多くいます。一度暗くした髪を明るく染めるのは難しいので、自宅で染める場合はなるべく明るい色を選ぶようにしてください。次にサロンで施術することを考えると、できれば一時染めやヘアマニキュアで応急処置をしてほしいですね」(NAOMIさん)。
白髪を減らすことは難しいけれど、上手につき合っていくことはできます。自己流のケアではなく、プロの手を借りて美髪をキープしたいものですね。
協力サロン・Ramie http://ramie.jp/
東京・銀座にある大人女性向けサロン。持ちのいいカットやナチュラルで女性らしいスタイルで、アラフォー世代から支持を集めている。
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