婚活しないほうが結婚できるって本当?40代女性の成功法則は

2017.07.22 LOVE

先日、久々に会った知り合いに「1年以内に結婚するって言ってたの、本当に叶えたんだね!どうやったの!?」と詰め寄られた…という新婚友人の話を聞きました。「自分でも言ったことをすっかり忘れていたけれど、やっぱり目標は口に出しておくといいのかもね(笑)」とのことでした。

 

時間の体感速度は年々早くなり、普通に過ごしていたら、1年くらいあっという間に過ぎ去ってしまうこの頃。おひとりさまで生きていくことに迷いがある人、結婚したい気持ちが少しでもある人は、彼女のように「目標」意識を持ち、婚活モード全開で動いてみたほうがいいのでしょうか。

 

目標を決めた方が動ける? 探し物は探さない方が見つかる?

世の婚活指南は、大きく二手に分かれます。「とにかく1歳でも若いうちに急ぐべし」「出会いは数をこなせ」という『婚活絶対説』と、「異性は必死に探していないときの方が見つかる」「焦りが逆に男性を遠ざける」という『自然体最強説』。言ってみれば真逆の指南のため、どちらに従うほうがいいのか迷い、行ったり来たりしている人も少なくないようです。

 

冒頭の「今年中に結婚する!」といった目標宣言は、どちらかといえば前者に近い方法。確かに、目標は立てないよりは立てたほうが、怠け心防止になり「時間を有効に使える」というメリットはあるでしょう。「今年もあと5ヶ月しかない」と思えば、家でだらだらと寝てたい日も出会い活動を頑張れるかもしれません。

 

目標意識がマイナスに働く場合も。自然の流れに任せるのもあり!?

 

しかしながら、「目標」に縛られすぎると、あまり良くない精神状態に陥ってしまうことも。目標がなかなか叶わないことによる「焦り」「無力感」「人生への不満感」「悲壮感」などが生まれると、本末転倒の状況を招きやすくもなります。よさそうな相手に出会えても、先の展開ばかり考えすぎて、その場その場を楽しめず、イライラして関係をダメにしてしまうケースも実際にあるようです。

 

男女問わず、異性から好かれる人は「余裕」「自己肯定感」「満足感」「幸福感」を備えている人が多いですよね。富は富める者のところにやってくる。仕事でもそうですが、先のことばかり考えて「今」をおろそかにしていると、うまくいかないケースは確かに多いような気がします。

 

それならいっそ、自然体でナチュラルに生きることに徹するのも、ひとつの選択。「急げ急げ」と煽ってくる人や情報からは距離を置き、その時々で自分がやりたいことに取り組む。人との出会いは大切にしても、異性を探すことを「目標」にして暮らすことはしない。その代わり、「自分の人生や日々の満足感を上げること」「その場を楽しむこと」には十分に力を注ぐ。

 

そうして、精神的に落ち着いた「いい状態」でいることができれば、周りの人にも愛されやすくなりますよね。いつなんどき気の合う異性に出会っても、スムーズに仲を深めていけそうな気がします。

 

「探すのをやめたときに、探し物が見つかる」は真実だった !?

 

ただ最近、ある面白い傾向にも気づきました。アラサーからアラフォー世代に結婚した女性たちからは、「婚活の不毛さや自分に向いていないことに気づき、辞めた直後にパートナーを見つけた」「色んな人と知り合ったあと、もうおひとりさまでいいや…と心の底から思い始めたときに自然に出会った」という話を非常にたくさん聞くのです。

 

出会いのルートは知人の紹介、旧知の知人や友人、仕事相手など様々ですが、判を押したように皆「一番焦っていた時期を過ぎてからだった」と語ります。

 

そう考えてみれば、無駄だと感じた婚活も、その経験自体は無駄ではなかったのかもしれません。婚活を通じて異性と向き合い、自分の性格や他人との相性なども考え抜くなかで、本当の意味で肩の力が抜けてきて、自分らしい自然体を手に入れる――。婚活には、そうした間接的な効果もあるのかも(!?)ですね。

 

色々紹介してきましたが、「正解」は人それぞれ。婚活に励むもよし、自然体を貫くもよし、どちらにしても、1年を振り返ったときに「今年もいい年だったな」「自分なりに頑張った」と思える、いい年末を迎えたいものですよね。残り下半期をどう過ごすか、夏休み中にでも、ちょっと考えてみるといいかもしれません。

(外山ゆひら)

 

婚活絶対説 vs 自然体最強説。40代女性はどちらを信じる?【おひとりさまの歩き方 Vol.5】

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