38歳、男女問わず「よりよく暮らす」社会ってどう作る?営業パーソンの実践は【シェア・ウェルネス#1】

更年期の不調問題に取り組むオトナサローネは、更年期だと口にしやすい社会、そして誰もが不調時に休みやすい社会を作る「アフタヌーンエイジ・プロジェクト」を進めています。

そんなオトナサローネは、3月8日の国際女性デーを機に「シェア・ウェルネス」の提唱をスタートします。

どれだけ時代が変化しても、女性にとって男性がよきパートナーであることには変わりがありません。

「シェア・ウェルネス」は他者同士がお互いが補い合い、支え合って、よりよい次世代の日本を作るための提唱です。パートナーを補いあう「シェア・ビューティ」、楽しんでコミュニケーションを深める「シェア・フーズ」、世代を越えて知識も伝えあう「シェア・ヘルス」など、お互いの違いを理解した上で、いっしょによい世の中に変えていきたい。私たちが共通して抱えているそんな思いを提唱としてまとめました。

オトナサローネに関わるメンバーたちがこの「シェア・ウェルネス」をどう捉え、どう実践していくのか、ひとりずつの声をお届けします。

 

渡部太郎 38歳・営業

コロナ以前からリモートワークを実践。妻、娘、息子と4人暮らし。主婦の友社の営業パートナー、(株)インクル―シブのコアメンバー。

 

38歳、育児もできることは分担して二人でやっていく世代です

僕はセールス経験16年ほどで、一貫して女性媒体の広告を担当してきました。下は18歳から上は50代までと幅広く担当してきたため、女性のライフサイクルとの接点も多く、オトナサローネで「更年期」にまつわるセールスを始めた際ももしかして男性メンバーではいちばんカルチャーギャップが少なかったかもしれません。

 

ひとつに、妻との日常で得た知識もあります。もともと妻は体調に波があるタイプで、どうしてもしんどすぎて起き上がれなくなることがありました。朝よりも活動したあとの夕方、夜が辛いこともあるようでした。

 

オトナサローネを担当して女性の不調にまつわる記事に接していなかったら、おそらく理解できなかったことも多々あると思います。しんどい、頭痛、だるい、なんだかわからないけれど不調というような、女性特有のはっきりしない不調で寝込む妻に対して、「なんでそんなにいつもゴロゴロしているんだ」「なんで家事ができないんだ」というような「間違った怒り」を感じてしまった可能性は否定できません。知ってさえいれば「今日は大変だったんだね、じゃあ、できることは俺がやるね」と普通に言えるのに。

 

お互いカバーし合うためには「知っている」ことがとても重要

妻と不調に関することを話すことができることはよかったなと思います。僕は病院に基本行きたくないタイプですが、妻はこまめに受診して、行って何があったか報告をしてくれます。

 

ですが、周囲のパパ友と「更年期」にまつわる話をする機会はほぼありません。年齢的なところもありますが、それ以前にこうした「昼間の話題」としての性差の話はまだまだ語る機会がない。逆に言うと、機会があればみんな抵抗なく話をするのではないかと思います。

 

それぞれのファミリーで「見えない分担」は違う。我が家の健康は妻が担っている

現在、僕のほうがリモートワークで家にいて、妻が9時5時で働いているという、この地域では珍しい働き方で、僕は在宅中の家のことは何かあればやるようにしています。ですが、やっぱり年に1、2回くらいは病気などで寝込むことがあり、その間は僕が100%助けてもらう立場に回ります。

 

僕自身一人暮らしが長かったこともあり、家事は普通に半分こなそうと思えばできますが、僕の健康にまつわる要素はほぼ妻の管理下にあります。不調があると病院へ行け行け言われるので(笑)、妻に言われたら行かないとならないなと、素直に行くようにしています。

 

また、まだまだ怪我の多い子どもの絆創膏や家の常備薬の管理は完全に妻任せで、僕がシャンプーなど自分の身だしなみにまつわるアイテムを自分で管理する一方、家族の健康は妻が一手に担っています。育児中なので情報交換密度が高いというのもあります。

 

健康をお互いが補う「シェア・ウェルネス」の流れ。今後逆戻りすることはないと思います

セールスのプロフェッショナルとして、ここ数年「女性向けだから」「男性向けだから」という性差を無自覚に口にした後、「いやまてよ」と立ち止まる機会が増えました。男性だから、女性だからではなく、「人だから、だよな……?」というような感覚がずっとありました。

 

ですから、オトナサローネが「シェア・ウェルネス」の概念でこうした違和感を取り去ってくれるのではないかと自分自身でも期待しています。

 

「シェア・ウェルネス」「シェア・ヘルス」「シェア・ビューティ」といった考えは特別なものではなくなり、性差はよりニュートラルになっていくのではないかと感じます。自分自身がその属性を持っているこの概念を、自身の言葉でお伝えしていくことで、一緒にこのような取り組みに挑んでみたいという企業さんが出てくるんじゃないかな、と自分自身でも期待感を持っています。

 

たとえば、男性向けとして企画した商材でも、最終的に洗面台に並ぶ際の購入者が誰であるかを考えた場合、女性視点で男性に向けてプロモーションする等の考え方があり得るかもしれません。逆もしかりで、女性向け商材をシェア家事などの観点で男性に向けるなど、ターゲットが広がっていく可能性を感じます。

 

これから進んでく新しい概念への取り組み、ぜひご相談いただけると嬉しいです。

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