鈴木砂羽さんの更年期「雨が降ってめまいがした日は1日起き上がらない(笑)」この世の終わりがきたわけではないから

現在50歳の俳優・鈴木砂羽さん。ドラマ『相棒』などで活躍を続け、アクティブなイメージを持つ砂羽さんですが、実は更年期の不調にもかなり苦しんできた経験が。

そんな砂羽さんの「乗り越え方」って?

オトナサローネ「アフタヌーンエイジプロジェクト」とキッコーマン ニュートリケア・ジャパンがコラボ開催した『「更年期の対処法」リアルトークイベント』より、砂羽さんの金言をピックアップ! 6日連続でお送りします。

 

今日はダメかなと思ったら、一日起き上がらないことだってある

1994年に映画主演デビュー、俳優として今日までずっと走り続けてきた鈴木砂羽さんですが、実は40代前半から更年期症状を感じ始めてきたそう。

 

そんな砂羽さんに、もうひとつ質問が。「40代半ばから子宮筋腫による大量の不正出血があり、ホルモン剤を服用中です。薬の副作用もあり、動悸、胸苦しさ、めまい、吐き気、寝付きの悪さといった更年期症状に悩まされています。更年期症状の緩和に役立った食事、サプリ、メンタルの保ち方などがあれば教えていただきたいです」という内容です。

 

「つらいですよね。眠れないことが私もありました。寝汗がすごかったり、動悸もありました。先日、雨がすごく降った時にめまいがして、起き上がれないと思ったんです。だから、一日起き上がりませんでした(笑)。今日はダメかもと思って。めまいがする時は立つと危ないので、そういう時は、じっとしています。

 

でも、不安になったんですよ。救急車騒ぎになったらどうしようって。でも、待て待てとじっとしていたら、半日くらいしてなんとかなりました。更年期症状も、もう6年生くらいになったのかな。経験として、『これは更年期系だな』とわかるので、40代のときよりは動揺しなくなったんです。『また、でたでた』となって、じっとしていました。最近は深刻に考えないようにしています。

 

かかりつけ医がいれば、どんどん相談をした方がいいと思いますし、私は漢方も飲んでいますね。色々な種類があるんですけど、数種類飲んでみたり、とにかく症状を自覚すれば、あまり怖くないのかなと思っています。

 

メンタルは、誰しも通る道だと思って、深刻にならないことかな。この世の終わりだと思わず、『今日はこんな日だな』と思えばいいんです。ただ、めまいなんかが出ると不安なんだよね。それは私もわかります」

 

不安だと思う気持ちはよくわかる。いろいろ試して「大丈夫」と思える心を育てていきたい

ここで会場のみなさんに手を上げていただいたところ、更年期が不安だという人のほうがやや多いという結果に。これを受けて、砂羽さんのトークのお相手、産婦人科専門医の三輪先生から、「年齢的に更年期がそろそろくるぞという恐怖心がありますよね。症状が出たらどんな内容でも病院に行っていいんです」というアドバイスが。

 

産婦人科はそもそも「お産じゃないけど行っていいの?」と感じますし、出産時も手帳を用意して来院した記憶がありますから、行くなら症状の記録や健康診断のデータを準備するイメージもあります。また、更年期は具体的な病巣がある病気ではありませんから、不調を相談して「何でもないです」と言われたらどうしようなど、ちょっと心構えが必要なイメージ。ですが、産婦人科のお医者様が「行っていいんです」とおっしゃってくれたなら安心です。そのほか、自分の身体なのですから積極的にセルフケアを試すことも重要。

 

「このくらいで行っていいのかと思ってしまいますね。治療も人によって向き不向きがありますよね。だから、色々と試してみていいんですよね。私もいくつか薬を試していて、それが劇的に効くのかはわからないけれど、メンタルな部分が大きいと思うので、お守り的に漢方やサプリを飲んでいます。怖いけど、怖くないんです。色々と試してみればいいと思います。先生がおっしゃったようにオーダーメイドで、自分の更年期を乗り切って行こうと思えればいいのかな。

 

私はYouTubeで更年期の人向けの音楽を聴いています。それを聴くと眠れる気がするんです。ベッドで流しておくと寝落ちするので、案外効果あるのかなって思います」

 

つづきは>>>>「更年期って、あきらめも大事だと思う」 俳優・鈴木砂羽さん×産婦人科医・三輪綾子先生 「更年期の対処法」リアルトークイベントで飛び出した 「意外な言葉」とは?

 

取材・文/岩淵美樹 撮影/佐山裕子(主婦の友社写真室)

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