脚がむくんでパンパン、本当に更年期のせい?【むくみ】に潜む女性の糖尿病リスク

Q.むくみが更年期によるものだったときの対処法を教えてください

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【A】

病院の検査を受けてとくにむくみの原因となる病気がなく、更年期によるものだった場合、更年期症状を治療・緩和することになります。

更年期症状の治療には、閉経後女性ホルモン補充療法(HRT)があります。

これは、不足したエストロゲンを薬で補う治療方法です。

しかし、HRTには乳がんリスクを高める可能性もあるといわれています。

更年期症状が比較的軽度な場合、HRTに比べからだへの負担が少ない漢方薬が用いられることもあります。

漢方薬は、慢性的な不調の改善を得意としており、更年期由来の症状を緩和する漢方薬も存在するのです。

むくみの症状には、「代謝異常を改善する」「余分な水分を排出する」「滞った血液の巡りをよくする」といった漢方薬が使用されます。

むくみの改善に適した漢方薬をご紹介します。

 

<むくみの改善におすすめの漢方薬>

・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう):汗をかきやすく、疲れやすい方に適した漢方薬です。むくみを始め、関節の腫れや痛み、多汗症、水太りタイプの肥満症を改善します。

・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):滞った血液の流れを改善し、血液や水分の巡りをよくします。婦人科系疾患によく処方される漢方薬です。

 

漢方薬は体質を重視して選択します。
体質と薬の相性がよくないと、目的とする効果が出ないだけでなく、副作用が起こる場合もあります。
体質に合った漢方薬を見つけるには、医師や薬剤師などの漢方のプロが大いに役立ってくれるでしょう。

また、最近は「あんしん漢方」という、オンラインで利用できる便利な漢方薬サービスがあります。
診断から漢方薬の購入まですべてインターネットで完結でき、家に漢方薬を届けてくれるサービスです。

医学、薬学、科学に基づき、漢方薬のプロがあなただけのためにオーダーメイド漢方薬を提供してくれます。

もちろん、医師や薬剤師のサポートもあるので、実際の病院を利用する感覚で利用できます。

●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

 

 

自分で結論を出さず、まずは病院へ

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糖尿病は、気づいた頃には症状がかなり進んでいるケースが非常に多い病気です。

むくみなどの気になる症状がある場合は、「どうせ更年期」と軽視せず、まずは病院で診てもらいましょう。

 

 

<この記事を書いた人>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師

碇 純子(いかり すみこ)

薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)

神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

●Medical Health CH:https://www.youtube.com/channel/UC7XLi90xVGs_NnKhowC0G2w

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この記事は
薬剤師 碇純子

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