【ラクにできる寄付まとめ】能登半島地震の支援「メルカリ残高・Tポイント・ふるさと納税」も使える!
令和6年能登半島地震被災者の皆様に心よりのお見舞いを申し上げます。できる限り「気軽にできる」寄付をまとめました。
■1月11日17時更新
寄付の前に/「支援金」と「義援金」どっちを寄付したい?
何気なく口にしがちな「義援金」「支援金」という言葉ですが、日本財団の説明(こちら)によれば使途が違うそう。「義援金」はいますぐではなく、災害規模が調査されたあとで公平に「被災者」に分配されます。いっぽうの「支援金」は支援活動そのものに役立ててもらうための寄付。寄付の使途はさまざまです。何に役立ててほしいのかを考えて寄付先を選んで。
また、これら寄付のうち、国や地方公共団体、特定公益増進法人を対象とするものはふるさと納税と同様に税控除の対象です。2000円以下は控除適用外、適用条件や上限額など、「ふるさと納税の一種」と捉えておおむねOKです。ただし控除には確定申告が必要になりますので、1万円単位での寄付をご検討ならば、いちばんラクなのはふるさと納税なのかも。
■コーギーも頑張ってレスキューしてた!「災害救助犬」への支援をしたい人は
一部報道を受けて「コーギーがレスキューしてる!」と話題になった災害救助犬。当該団体は「認定NPO法人 災害救助犬静岡」で、約60名のメンバーが自分の愛犬が「災害救助犬」として活動できるように訓練をしているのだそう。訓練会は毎週土曜日の午後「菊川市内」で実施。税制優遇措置の対象であるほか、アマゾンの欲しいものリストからの物品寄付も可能です。
★認定NPO法人 災害救助犬静岡
災害救助犬の育成団体は他にも各地に設立されています。阪神淡路大震災の際に海外から派遣された救助犬が日本では誤認反応を繰り返してしまったという経験から日本独自の訓練メソッドを確立したのが日本レスキュー協会。同会はレスキュードッグのみならず、被災したペットたちへの支援も行っています。税制優遇措置の対象です。
★認定NPO法人 日本レスキュー協会【能登半島地震への寄付・募金について】
https://www.japan-rescue.com/2024donation_noto/
ボランティアは登録を済ませて、いましばらくお待ちください
報道されている通りに車の渋滞が支援の到達を妨げており、個人での勝手な動きはまだ慎む時期。石川県はボランティア登録サイトを開設し、たとえば加賀市在住の人を対象とした加賀市内でのボランティアを募集しています。ひとまずは登録して、要請を待つのが吉。
【令和6年(2024年)能登半島地震・石川県災害ボランティア情報】
https://prefvc-ishikawa.jimdofree.com/
■「1万円単位」で寄付可能ならば、簡便さ最強!楽天ふるさと納税
楽天のほか、ふるさと納税ポータル各社がいちはやく開始したのがふるさと納税での寄付。返礼品なしの寄付を行うもので、各社とも手数料を取らずボランティア実施です。直接市町村を支援できるため、イメージしやすいのではと思います。
楽天の特設ページを利用してふるさと納税寄付を行う人はぜひ「いちばん下までスクロールしてください」。今回液状化などで甚大被害を受けている石川県内灘町はページ最下部にあるため寄付額が少ないのです。
【令和6年(2024年) 1月能登半島地震寄付受付】
https://furusato-nouzei.event.rakuten.co.jp/mypage/disaster-donation?page-id=20240102
(参考)被災した各県の市町村の位置
■「Tポイント」が残ってる人は迷わずそのまま寄付を
Tポイントは「義援金」の実施です。これも全額が義援金となり、各都道府県に設置された義援金配分委員会を通じて被災された方々に届けられます。なお、Tポイント寄付は税控除の対象にはなりません。
【令和6年能登半島地震災害義援金】
https://tsite.jp/donation/index.pl?xpg=PCTC0202&bokin_id=787
■一般メーカーで先駆けて発表「モンベル」災害援助金
石川県羽咋市に物流拠点倉庫を持つアウトドアブランド・モンベルはすでに自社のリソースを活用した救援活動を実施しています。銀行振り込みのほか、モンベルのポイントでも寄付が可能。本件は税控除の対象にはなりませんが、ポイントが貯まっているモンベル愛好者の皆様はぜひ。
【「令和6年能登半島地震」災害援助金の受け付けについて】
https://about.montbell.jp/sp/release/disp.php?id=682
■「直接石川県に寄付」する場合は銀行・ゆうちょ振り込み
義援金は後から配分されるため、いますぐ石川県の人的リソースを食いつぶす心配も現状はありません。直接石川県に寄付をすることがお見舞いの気持ちのあらわれともなります。ただし簡便性は民間団体よりは下がり、銀行・ゆうちょ銀行・郵便局での振り込みまたは直接持参。
全国地方銀行協会に加盟する第一地銀62行(一覧はこちら)の窓口から石川県、石川県小松市、日本赤十字社石川県支部、石川県共同募金会が設置した4つの口座に能登半島地震の災害義援金を送金する場合、1月5日から手数料が無料になりました。同様にゆうちょ銀行も送金無料としています。
【令和6年能登半島地震に係る災害義援金の受付について】
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/suitou/gienkinr0601.html
■富山県、新潟県の被害に対しては
県内での死者こそは出ていないもの、「氷見の寒ぶり」で知られる氷見市の集中的被害のほか、高岡市、射水市、小矢部市などが大きな被害を受けた富山県。すでに振込での義援金募集が始まっています。
【「令和6年能登半島地震災害義援金(富山県被災者支援分)」の受付について】
https://www.pref.toyama.jp/1200/kensei/kouhou/houdou/2022/20240104-2.html
同様に、直接の県内での死者は出ていないものの、液状化被害などを被った新潟県も、義援金の受付を開始しました。新潟県、日本赤十字社、赤い羽根共同募金への義援金が合算され県内の被災者に応分されます。
【令和6年能登半島地震に係る義援金の受付について】
https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/suitoukanri/060101gienkin.html
■「迷う」ならば日本赤十字などの専門団体へ
「どこに寄付するのが最適なのかがわからなくて迷ってしまう」「どの自治体も被害を受けているのにどこか1つを選べない」場合、専門団体に判断をゆだね、適切に配分してもらう手が。日本赤十字社が実施するのは「義援金」、税制優遇措置の対象です。被災地の方々の生活を支援するため、被災都道府県が設置する義援金配分委員会へ全額送金。「被災地全域への寄付(日赤本社開設口座)」と「地域を限定しての寄付(日赤支部開設口座)」があります。また、日本赤十字社は自治体と同様、カード等には対応していません。
【令和6年能登半島地震災害義援金(石川県、富山県)】
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/20240104/
赤い羽根共同募金も同様に寄付を受け付けています。銀行振り込み、ゆうちょでの対応。
【「令和6年能登半島地震災害義援金」の募集について】
https://www.akaihane.or.jp/saigai-news/gienkin/34975/
■「メルペイ残高が残っている人」は日本財団を経由して寄付
もうひとつ、最大手の専門団体である日本財団が実施するのは「支援金」。税制優遇措置の対象です。日本財団は被災地への緊急対応を即時実施するための「災害復興支援特別基金」を常設しており、24年1月1日~3月31日(予定)までの寄付を能登半島地震への支援として活用予定。最適な支援団体へ全額を配分してくれます。利便性が抜群に高く、カードその他のオンライン決済だけでなく、メルカリ、Tポイント、ヤフーネット募金経由での日本財団への寄付も可能。
【日本財団・令和6年能登半島地震への対応とご寄付のお願い】
https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/information/2024/20240101-98024.html
参考・メルカリ、能登半島地震による被災地の支援を「メルカリ寄付」機能で受付開始
https://about.mercari.com/press/news/articles/20240102_donation/
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