能登半島地震の被災者が改めて語る「非常持ち出し袋に本当に入れておくべきだったもの」。意外なものが重要

2024.02.01 LIFE

 ◆非常用防災袋に入れておくもの

《衛生関係》

○防災トイレ用品、トイレ掃除道具

水洗トイレ車がくるまではダンボールトイレで、精神的にも辛かった。掃除は被災者数名でボランティアでやってくれていた。汚物が見えないよう大きな黒いゴミ袋があるとよかった。

 

○歯ブラシ&歯磨き粉&マウスウォッシュ

物資が届いたのはかなりあとだった。

 

○最低1週間分の下着、生理用品やおりものシート、マスク、アルコールウェットティッシュ、消毒液などの衛生用品

 

○常備薬の他に目薬や鼻スプレー、アレルギー用の薬

ちりやほこりが多い。避難所では、時間の経過と共に風邪をひく人が多かった。

 

○プラお椀、プラコップ、プラ箸、プラスプーン、食品用ビニール袋、アルミホイル、サランラップ

食器にかけたり、おにぎりの温め直しに◎。割り箸は汁などが染み込むので衛生的には微妙に感じた。

 

○手袋型のドライシャンプー

指が頭皮まで届くので、スプレータイプよりも洗ってる感覚があり気持ちよかった 

 

○爪切りやはさみ

避難所生活が長くなると必須

 

《通信関係》

○家族などの連絡先メモ&小銭

公衆電話や買い物に使用。発災時に災害ダイヤルはこちらからは使えなかった。

 

○モバイルバッテリー

停電&車がなくなったので充電ができなかった。

 

○腕時計

スマホが電池切れで時間がわからなかった。日付もわかるとなおよい。 LINEや電話は全く使えなかった。SMSは届くことがあった。SMSは、通信回線への負担が少ないこと、送達確認が取れるため有用。

 

《食事など》

○いつも食べている好きな物(コーヒー、チョコ、おやつなど)

○水がなくても食べられるレトルトのお粥など

 

《安全・片付け》

○懐中電灯とヘッドライト

ヘッドライトは手が空くので便利。予備の電池も忘れずに。

 

○油性マジック

持ち物に名前を書く時など、何かと使う。

 

○防刃手袋

家の中を片づける時に必須だった。あれば安全靴なども。

 

○ビニール手袋

生ゴミを捨てる時などに便利。

 

○ゴミ袋

冷蔵庫の物を優先的に処分。冷凍品は冬の場合、慌てて捨てなくてもよかった。

 

▶続いて、とっさに持ち出せなくても「準備しておくべき」もの

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