肌が老けやすいのは、寒暖差がある今⁉ 5つの「間違ったケア」が、肌老化をさらに加速させるってホント?【専門医に聞きました】

この時期の肌は誰でもダメージを受けやすい!

寒い冬から春にかけての肌状態はどう変わるのでしょうか?

「空気の乾燥と冷気・寒暖差などで肌はダメージを受けます。肌が寒さを感知すると皮膚の表層で炎症が引き起こされたり、角質細胞間の接着がゆるんで、外部刺激から肌を守るバリア機能が低下することがわかっています。外気の湿度が低いというだけではなく、お部屋のエアコンのせいで乾燥することもありますね。バリア機能が低下し、肌代謝が乱れ、さまざまな肌トラブルの原因になります」(今野先生)

 

では、いつもよりも「保湿」が重要になるということですね。しっかり油分を補給しなくちゃ!

「そう思いがちですが、実はこの時期、油分ではなく、水分補給が一番大切なケアなんです!」と先生から“待った”がかかりました。

 

 

油分より、まず水分をたっぷり与えることが肌老化を阻止

オイルやクリームでしっかり保湿、と思っていましたが、加齢や乾燥、寒冷刺激などの影響でバリア機能が低下しているということは、水分がどんどん蒸発してしまっている状態。水分を補給しておかないと、いくら油分でフタをしてもムダだそう。

(クリックして拡大)健康な肌は、角層の細胞間にある細胞間脂質によってバリア機能が保たれ、皮脂膜と共に水分の蒸発を防いで いる。逆に、加齢・乾燥・寒冷などでバリア機能が低下すると、肌は水分を保てなくなってしまう。

 

 

冬から春へ、どんな化粧水を使えばいい?

「保湿成分が配合された化粧水を使うといいですね。例えば、角層の細胞間に水分をとどめキメを整えてくれるセラミド配合はおすすめのひとつ。また、保湿効果が高いヒアルロン酸や、抗炎症効果が期待できるトラネキサム酸配合も。選ぶ時の目安にしてみてください」(今野先生)

 

 

編集部オススメ3選

エトヴォス
モイスチャライジングローション

 

150ml ¥3,630(税込)
https://etvos.com/shop/g/gCN10056-000/

肌にあるセラミドをサポートする植物由来の保湿成分「グルコシルセラミド」を配合。角層のすみずみまでゆき渡り、乾燥トラブルを抑えて保湿力の高い肌に整えます。

 

 

 

SHISEIDO
オイデルミン
エッセンスローション

 

145ml ¥9,680(税込)
https://brand.shiseido.co.jp/

1897年に初めて発売された「オイデルミン」が、革新的技術を搭載して再登場。資生堂の30年以上のヒアルロン酸研究の成果が活かされた、美容液のような濃厚なテクスチャー。

 

 

持田ヘルスケア
コラージュ
リペアローションR【医薬部外品】

 

150ml  ¥2,970(税込)
https://www.collage.ne.jp/repair/lineup/

肌荒れ防止成分としてトラネキサム酸(有効成分)を配合。加えて、浸透型セラミドやヒアルロン酸なども組み合わせ、カサつきがちな肌をみずみずしく潤します。

 

 

効果的な化粧水のつけ方は?

「適量を出して手で温めてから、顔全体にやさしくなじませるように塗布しましょう。決してこすったり、叩き込んだりしないこと。手のひら全体で優しく押し込むようにします。目のまわりや頬のあたりなどまだ乾きを感じるようなら、再度適量を取って重ね塗りを」(今野先生)

 

 

トラブルが多い目元、ケア方法に注意!

目元は皮脂腺が少ないため乾燥しやすく、メイクもするのでトラブル多発ゾーン。炎症や色素沈着を避けるためにも意識して保湿ケアしたいものです。また、両サイドのこめかみ周辺と眉間から鼻、ほうれい線、あごにかけての「ハムゾーン」は、カサついていても、いきなりオイルやクリームといった油分アイテムを塗布することはNG。なぜでしょう?

「カサツキの原因が、皮脂による湿疹によるものかもしれないからです。乾燥しているからといってすぐ油分と思わず、まずは水分をしっかり与えましょう。ただ、化粧水をつけてしみる場合は炎症が起きているのでクリニックへ。かゆみ・赤みがある場合は、ワセリンなど刺激のないものを使って3、4日様子を見てください。それでも治らないなら、クリニック・皮膚科へ行きましょう」(今野先生)

 

>>> この季節にやりがちな、肌老化が加速する5つのNGケアって?

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク