1日2個のキウイで驚きの腸活効果が!便秘を解消できる栄養素を2倍摂れる食べ方って?【研究者が解説】

ニュージーランドの東大でも研究されるキウイの腸活効果とは?

キウイの本場・ニュージーランドのオークランド大学でキウイの健康効果について研究している医学博士のアンバー・ミランさんによると「1日2個のグリーンキウイを4週間続けて食べると便秘と胃腸の不快感が改善したという研究結果が出ています」とのこと。

 

「私はキウイを食べることによってどう体に影響するのか、おもに消化について研究しています。一般的に健康な人でも実は腸に問題を抱えているという人は多く、世界人口の約60%が胃腸の不快感に悩まされており、そこで有効なのが食事、さらに腸活食材として筆頭に挙げられるのが「食物繊維」です」(アンバー・ミラン医学博士)

 

不足しがちな食物繊維がたっぷり!

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、成人女性の食物繊維の1日の目標摂取量は18g以上ですが、実際のところは平均15.9g(2020年版)しか摂れていません。グリーンキウイは1個(可食部100gあたり)で不足分を補えるとあって、食物繊維不足の解消にうってつけ。

 

また、食物繊維には水溶性と不溶性の2種類あり、どちらも便通を改善する作用があるのですが、キウイフルーツのすごいところはこの2種類を両方含んでいるということ!

 

アンバーさんは、グリーンキウイを1日2個食べることで“腸内の水分保持力がアップした”との研究結果を紹介し、「水分を含んだ食物繊維がお腹を通っていくことですっきりし、膨満感を防ぐだけでなく、善玉菌の餌になるため、腸内環境が整います。ゴールドキウイを1日3個食べる検証では、いきみや残便感のない快腸をもたらし、健康な人が食べても便がゆるくなるなどのネガティブな結果もありませんでした」と解説しました。

 

キウイの健康効果は腸活だけにとどまらず…

オークランド大学でキウイの健康効果について研究しているアンバー・ミラン医学博士(左)とジェニファー・ミルズ-チャン准教授(右)。真ん中はゼスプリの研究担当のポール・ブラッチフォード博士。

 

キウイは腸だけでなく、消化不良や吐き気、腹痛など胃の症状も改善すると考えられていて、これはキウイに含まれるタンパク質分解酵素「アクシニジン」の消化を助ける働きによるもの。

ラムやビーフなどのお肉とキウイは相性抜群!

ポール・ブラッチフォード博士によると、グリーンキウイは「腸内フローラを強化することで胃腸の不快感を改善し、脳機能や気分の向上につながるのではないか」という仮説のもとでの研究も続けられているそうです。

 

糖尿病を研究をしているジェニファー・マイルズ-チャン医学博士は、キウイは食前に食べると血糖値の上昇が穏やかになり過度な食欲が抑えられること、さらに1日3個のグリーンキウイを食べることで血圧が下がった事例なども紹介し、「まだ詳細な結果は出ていませんが、メタボリックシンドロームにも効果があるのではないかと考えられています」とキウイのさらなる健康効果について語りました。

 

便秘解消のためにキウイを食べるなら何と組み合わせる?

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