
働く女性のお得な学びなおし裏テク?「学会に所属する」ことが想像以上にコスパがよかった一部始終
こんにちは、オトナサローネ編集部井一です。現在53歳、更年期障害の記事を取り扱い始めて8年目。そろそろ閉経を迎えるころです。
さて、私は22年度に「メノポーズカウンセラー」資格を取得しました。メノポーズカウンセラーは「NPO法人 更年期と加齢のヘルスケア」が認定する資格で、カウンセラーは基本的に「日本更年期と加齢のヘルスケア学会」に所属します。
「学会に所属」…普通の会社員の私にそんなことできるの?
「学会に所属」というと、なんだか難しそうな話です。私に関しても、大学(文学部史学科)の学部時代のゼミでは特にはお声がけなしでした。多くの人は同様に「所属経験なし」だと思います。
でも、「日本更年期と加齢のヘルスケア学会」のサイトを確認すると、「当会の主たるメンバーである看護師、薬剤師、栄養士、医師などのほか、この領域に関連のあるすべての人(美容師、エステティシャン、スポーツクラブ関係、マッサージ、臨床心理、ジャーナリズムなど)にも、資格の取得は役に立つのではないかと思います」と説明があります。
つまり、「どのような資格がなければ参加できない」というハードルは、領域によりけりですが、案外と高くありません。もちろん、専門性がより高い、国家資格が紐づく学会(医学、法学など)ならば「推薦者2名以上」などの規定があることも多いのですが、上記のように「初学者・興味関心者・趣味関与者でもOK」な学会もあります。在野研究者を抱える分野の場合、学び方の多様性に対応して、一般会員という枠を設けている場合も多く見られます。
ハードルが高いどころか、学会所属って「学びなおし」のためにはとってもコスパがいいなと個人的にも感じているのです。
私が感じた「学会所属」の圧倒的メリット3つ
すでに所属3年目に入った「日本更年期と加齢のヘルスケア学会」に加えて、本年度から「日本抗加齢医学会」にも参加させていただいています。どちらも医学の学会で、私の興味関心の主軸である更年期障害を中心とした女性医学についての情報をたっぷり得ることができます。よいなと思う点を3つ述べると……。
1■学会誌が送られてきます
大抵の場合は年に1冊以上の学会誌、学術集会抄録誌が発行されます。ここには学術上オーソライズされた先端の学識が詰まっているため、「正しい知識」を確実に得ることができます。
2■学術集会が存在します
同様に、大抵の場合は年に1回以上の「学術集会」が行われます。いわゆる「学会」で、大きな学会ならば地域や職域によってテーマごとの分科会が開催されることもあります。所定の規定を満たせば自分が発表を行う側にも回れます、「学会発表」ですね。そのほか、認定単位取得のためのセミナー、勉強会が開催されている場合も多数。濃度高く先端情報を学ぶことができます。なお、学術集会は学会に所属していなくても参加できる場合が多いので、ひとまず参加して雰囲気を知るのも有効。
3■スター研究者との距離が近くなります
特に学術集会への参加では、発表を行う側である先端研究者との接点が生まれます。オンライン開催、会場開催、2つを組み合わせたハイブリッドなど様々な形式があり、また後日のオンデマンド配信が用意されている場合もあります。オンラインも便利なのですが、もし行ける範囲で会場開催があるならぜひ参加をご検討ください。大抵の場合、学術集会は有志の持ち回りで行われるため、全国津々浦々で開催されます。
ちなみにまで、「日本更年期と加齢のヘルスケア学会」の場合、入会金5,000円、年会費8,000円。
学術集会参加費は、会員7,000円、非会員8,000円。2週間前までの申し込みで1000円割引です。
24年度の学術集会が発表されました!10月27日オンライン開催です
私が所属する「日本更年期と加齢のヘルスケア学会」は次回10月に学術集会を開催します。どんな発表があるのかな?という方、下の画像でシンポジウムテーマ等をチェックのうえ、興味のある内容があったらぜひ気軽にご参加を! 8月1日から参加申し込みスタートです。
■第22回日本更年期と加齢のヘルスケア学会学術集会■
【開催日時】
2024年10月27日(日)開催(オンライン開催)
【参加費用】
会員7,000円・非会員8,000円 *2週間前までの申し込みで1000円割引。申し込みは8月1日スタート
【開催テーマ】
高齢期の“老い”対策を考える~更年期から始まるNext Stageに向けて~
【学術集会長】
満岡孝雄先生
(北海道支部会長/満岡内科・循環器クリニック院長)
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