
「カレが豹変しないか心配」結婚前にモラハラを見極める方法をカウンセラーが伝授!リストに照らし合わせて判断して
夫婦問題・モラハラカウンセラーの麻野祐香です。
モラハラで辛い経験をされた方々のお話を伺う中で、「男性が信じられない」「結婚はもうこりごり」と思う方が多くいらっしゃいます。モラハラが与えた心の傷は深く、簡単には癒えないものです。
しかし、今回ご相談いただいたCさんのように、心の傷を乗り越えて新たな一歩を踏み出し、幸せをつかむことができた方もいます。Cさんの体験談を通じて、再び自分を信じて進む力を感じていただければと思います。
<<この記事の前編:夫にモラハラDVを受け離婚したものの、男性への恐怖が身体に染み込んでしまっていた。でも職場で優しいDさんに出会って…
新しい男性との出会い…でも、彼はモラハラをしないかな?と気になって
社内でCさんがミスをしたときにかばってくれたDさん。
「それからも、彼は私の様子を気にかけてくれていました。ある日、Dさんから食事に誘われたので、勇気を持ってお誘いを受けました」
二人が訪れたレストランでは、まだ新人のバイトスタッフが、配膳ミスをしたり水をこぼしてしまいました。Cさんは思わずハラハラしてしまいました。なぜなら、元夫だったら「なんだこの店は!客を馬鹿にしているのか」と怒鳴り散らしていたからです。過去の記憶がよみがえり、Dさんがどう反応するのか不安になりながら、その様子を見守っていました。
すると、バイトスタッフと責任者が私たちのテーブルまで謝りに来ました。
そのときDさんは「大丈夫ですよ。誰だってミスはあります。」と優しく笑顔で答えたのです。その瞬間、Cさんの胸に衝撃が走りました。「怒らない男性って実在するんだ!」と驚いたのです。
思わず「Dさん、なぜ怒らないのですか?」と尋ねると、Dさんは不思議そうに「この程度で怒るほうが不思議です。どうしてそんなことを聞くのですか?」と問い返してきました。その一言がきっかけとなり、Cさんは「自分はこれまでモラハラの被害者だった」ということ、そして常に否定され、怒鳴られることが当たり前だったことを初めて口にすることができました。Dさんはその話を決して否定せず、ただじっと耳を傾け、「それは本当に大変でしたね。でも、今こうして頑張っているCさんはすごいですよ」と言ってくれました。
その言葉はCさんの心に深く響きました。「この人は私の傷を理解しようとしてくれている」――そう感じた瞬間でした。
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