
つらい下痢症状への対処法は? 改善するための3つのヒント
「生理が始まると下痢してしまう」「急に下痢するのが怖くて外出できない」などの悩みはありませんか?
日本の女性は一般的に50歳頃に閉経を迎えるといわれてきましたが、昨今の研究では平均値は52歳であるとされ、閉経前後の5年間が更年期と定義されています。更年期にはからだや心のさまざまな不調に悩む女性が多いようです。
更年期女性の悩みのひとつに「生理中の下痢」があります。今回は、更年期女性の生理中の下痢の対策法について「あんしん漢方」の薬剤師、清水みゆきさんに教えてもらいました。
<<本記事の前編:「もうガマンできない!間に合わない!」その下痢、もしかして更年期のサインかも?
更年期の下痢症状への対処法
Photo:O-DAN
更年期の下痢は、自律神経やホルモンバランスの乱れが原因となることが多いですが、適切な対策をとることで症状を和らげることができます。
ここでは、更年期の下痢を改善するために役立つ3つの具体的な対処法をご紹介します。
1.無理をしていないか振り返る
更年期は、からだも心もこれまで通りに動かなくなる時期です。
とくに、生理前後はホルモンの変動が大きく自律神経も乱れやすくなります。
この時期に無理をすると、ストレスや疲れが重なり、腸が過敏になって下痢を引き起こすことがあります。
仕事や家事、子育てに追われ、毎日、頑張りすぎていませんか?
思い当たることがあれば、意識して自分をいたわる時間を持つようにしましょう。
たとえば、いつもより早めに寝る、お風呂にゆっくりつかる、趣味の時間を増やすなど、無理なくできることから始めてみませんか?
2.婦人科を受診する
ひどい下痢が続く、またはイライラやのぼせ、疲れやすいなどほかの更年期症状が重なっている場合は、婦人科を受診しましょう。
婦人科では、ホルモン補充療法(HRT)などの治療を受けることができます。
過敏性腸症候群(IBS)などほかの病気が原因の可能性もあるため、「更年期だから仕方ない」と自己判断せず、早めに医師に相談することが大切です。
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