どんなパンも「蒸し」で3割増し美味しくなる!決定的コツは
1・パンには絶対水分を付けないこと
最初のうちは加減がわからず、水を多めに入れると思います。ここで注意したいのが鍋底。パンはいちど水に浸ると最後、べちょべちょになってキメも潰れ、再生できません。わざわざ蒸して食べたいような美味しいパンをダメにすると本当に悲しいので、水分量やパンの扱いは慎重に。できれば鍋の蓋にもふきんを巻き、水滴が落ちないようにしたほうがベターです。この「水浸かり」を防ぐため、100均で見かけるカゴ状の底が丸い蒸しかごはオススメしません。なるべく水面から高く離れる脚がついた蒸し皿を使ってください。
2・鍋肌にパンがつかないように注意
上の写真ではパンはちょうど蒸し皿の上に乗っていますが、欲張って一度にたくさん蒸そうとすると、鍋肌にパンが触れがちです。これが意外にすぐ焦げるのです。水分を含んだパンはもろく、焦げた部分をはがそうとすると周囲をごそっと鍋肌に取られてしまいます。これまた本当に悲しいので、欲張らず蒸し皿のキャパを見ながら少量ずつ蒸してください。
3・慣れるまでは空焚きも注意
水分を付けないように、と意識しすぎると、今度は水が少なすぎて空焚きしがちです。つべこべうるさく申し訳ないのですが、1cm程度は入れること(つまり蒸し皿の脚部分は1cmは必要ということです)、また長時間蒸さず3分から5分程度で切り上げることも重要です。
これは「おいしいパン」にこそオススメしたい
「焼き」と違って、上に載せた具でトーストバリエを楽しむというわけにはいかないのですが、パンそのもののおしいしさを楽しみたいなら、高価なトースターを買わなくても身近なものでこんなにもっちもちに! 蒸し皿がない場合、鍋よりやや小さい平皿を2枚用意して、小さいほうの1枚を逆さまに、大きいほうの1枚を上向きに入れれば簡易蒸し皿になります。水分が底に溜まってしまうので丸めたアルミホイルで嵩上げしてからパンを置いたほうがベターですが、とにかく一度試してみてくださいね!
→→ このパンの上に乗せているジャムのご説明はこちらの記事から!
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