地味にブーム来たる。バックトゥーザブローチ!つけてる?ブローチ。

ブローチ。リングやピアス、ネックレスなどアクセサリーの種類はたくさんあるけれども、ブローチってとりわけ懐かしい響き。

 

子ども時代のお出かけの時、ジャンパースカートやワンピースの胸元に母親につけてもらったような懐かしいイメージが湧いてきます。ブローチは、たぶん私の人生において、初めて手元にやってきたアクセサリー。小さくてかわいいものを身につけることで訪れる「あれ? なんかうれしい」「あれ? なんか上がる」あの高揚感を伴う気持ちを初めて教えてくれたのが、ブローチでした。

今でも初めてのブローチの作りはよく覚えている。軽い紙粘土みたいなもので手作りされた、ソバカスのある女の子の顔のブローチ。顔や髪の毛は絵の具で塗ってある。「あいちゃんかわいいのつけてるね」と大人に褒められたことも忘れない。小さくてかわいいものを身につけたら、なんかうれしくて、人にも褒められた。今となっては財布の紐を緩ませる、危険な成功体験が刻まれたこの瞬間。

 

でもその後の10代20代は、ブローチはほとんどつけなかった。流行ってもいなくて、あまり売っていなかったし、若い頃ってTシャツとかカットソーとかピタピタしたカジュアルなものを着ますでしょう。ブローチってああいうものには合わないんですよね。性格上も性質上も。デザインにもよるけれど、ブローチはクラシカルなイメージを持つものが多いから、特にアメリカンなカジュアルには合いにくいし、薄手の生地には重すぎてきれいにつけられないし穴もあくしね。

その頃、洋服の学校に通っていた私が何かの用事で読んだ服飾の本に「パーティーの際には、会話の糸口になるような話題性のあるブローチを胸元につけると良いでしょう」と書いてあって、わーそれすごくおばさんぽい! と思ったのを覚えています。

 

と昔を振り返ってみましたが、ここに来てですよ。この2~3年、ブローチが地味に流行っている! 大流行とは言えないけれども、確実に出回っている量が増えている。よって必然的に選択肢も増えている状況。

 

私の周りにはジュエリー作家さんが多いのですが、以前ブローチは作っていなかったけれど最近は作っているという人が結構いるし、実際に街中でも多く見かけます。

 

かつての雑貨屋さんも、ライフスタイルショップと言われるような形態が定番化し、食器の隣なんかにブローチなどのちょっとしたアクセサリーを置いているところが増えた。それにiichiやCreemaなどのハンドメイド販売サイトが出現&大ヒットして、作家さんの間口が富士の裾野のように広がったことも関係しているかもしれない(余談ですが、その中にはミナペルフォネン風味のものがとても多く、見るにつけその絶大なる影響力を感じずにはおれない)。

 

かくいう私もコスチュームジュエリーっぽいブローチをちょくちょく使っています。古着屋さんやアンティークショップで購入することが多く、コートにつけたりワンピースの首元につけたり。バッグにもポーチにもつける。こちらはそのブローチの一部。小さくてかわいいものはいくつになってもやめられません。

そして先日、40代の同世代女子4~5人で集まり、パーティー的な家飲み会をした際にそれは起きました。
なんと出席者全員の胸元に、なにかしらのちっこいブローチがついていたんですよ(私含む)!! ニットにちょこん。羽織りものにちょこん。ジャケットにちょこん。あの時読んだ「パーティーの際には」のくだりがまざまざと蘇る!

 

これまたみんな、話題性のある季節感のあるやつだったり、ひと語りできるデザインのやつだったりで、泣けるやら笑えるやら。それぞれのブローチは、おおいに会話の糸口になりましたわ。はっはっは。

 

【もっと読むなら!】

40歳からのおしゃれ論

この記事を友達に教えたい!と思ったら、シェア!

 

この記事が面白かったら

「いいね!」してね

 

40歳からのおしゃれ論「やたら布の袋をたくさん持っている私たち」【新連載】

こんにちは! 女性ファッション誌やコスメ誌などでイラストを描いているイラストレーターのいいあいです。これから隔週で、おしゃれにまつわるあれやこれやをイラストエッ…

40歳からのおしゃれ論 あんなにヒールを履いていた私がヒールを履かなくなった理由

ハイヒール。履かなくなりました。私の中では完全に過去のものになりました。でも10代後半から30代前半まで、かなりの頻度でハイヒールを履いていました。そんな私がヒール…

40歳からのおしゃれ論「気持ちよくなきゃ、私もう無理なんです」

どうですか、皆様。気持ちよくなきゃ、もう無理じゃないですか? 私は無理です。30代後半から特に。いくらかっこよくても素敵でも、気持ちよくないと、絶対に無理です。な…

40歳からのおしゃれ論「今まで気にならなかった真珠が急に気になる私たち」

これはですね、言っておきますけれども、本当の話です。 女は40の声を聞く頃に突如、本物の真珠が欲しくなるのです。 なぜでしょう? これも最初に言っておきますけれども…

40歳からのおしゃれ論「なに着ていいかわかんなくなる」の話

20代後半、36~37歳、40超えたところ。 タイミングは人それぞれだけれど、年齢の角を曲がるとき、女はこう漏らすことがある。 「なに着ていいかわかんなくなるときあるよね…

40歳からのおしゃれ論。布好きイラストレーターいいあいが手仕事の聖地インドへ赴いた

みなさまこんにちは。突然ですが、好きな人ができたら、なるべくその人の近くにいたいですよね。その人のことならなんでも知りたいし、なんなら触れてもみたい。そんな想い…

「美白ケアまあまあ真面目」レベルの40代。顔をぱーっと明るくしてくれた3品は…

私の肌は、日本人の中では色が白い方です。よってシミが目立つ!30代後半から加速度的に、しみそばかす的なものが頬骨の高いところに点々と出現。スキンケア的なことはあまり真面目にやらないけれど、私が唯一やって…

40歳からのおしゃれ論 旅先で2万歩ける私の靴はこれ2選

ヒールというのものを履かなくなってから、すっかりコンフォートな靴の愛用者である私。旅ともなればその傾向は一層強くなります。そろそろ夏の旅を計画している方も多いかもしれないので、今回はオススメの旅靴につ…

女41歳、盆栽始めました。聖地・大宮盆栽町と盆栽博物館へ

今年に入ってから足繁く、私はさいたま市大宮のちょっと先まで通っている。なぜなら、そこに盆栽町があるからだ!昔から盆栽に興味はあったけれど、毎日の水やりや剪定を考えると、旅好きで家を空けがちな私には無理…

女の指先に歴史あり。懐かしきかなアセトンとトルエンのかおり。

日常生活で目に入ってくる自分のからだパーツ、ダントツの一位、手。指先。他の部位は鏡をわざわざ覗かないと見えませんが、手だけは目に入る。故にそこが整っているとそれだけでなんとなく気分が良いものですね。み…

「ストール大好き人間」の私にぼんやり訪れた気づき2つ

すっかり春ですね。巻いてますか? 私は巻いてます。スプリングコートだけでは肌寒く感じる日に。強くなってきた紫外線対策に。ファッションに春らしい色を差し込みたい時に。ということで今回はストールの話をして…

40歳からのおしゃれ論「なに着ていいかわかんなくなる」の話

20代後半、36~37歳、40超えたところ。 タイミングは人それぞれだけれど、年齢の角を曲がるとき、女はこう漏らすことがある。 「なに着ていいかわかんなくなるときあるよね」。進みゆく時間の中、すべての瞬間で確固…

パワスポ、異世界、美味しいもの。いいあい的「箱根のおすすめスポット&お土産」4つ

みなさまこんにちは。隙あらば旅。イラストレーターいいあいです。今日は、東京砂漠に疲れた私が箱根に通うようになってから、改めて、これは皆様におすすめしたいと思ったスポットとお土産をご紹介しますね。ひとつ…

東京砂漠に疲れ果てた私がおすすめする、箱根の大人な楽しみ方3つ

神奈川県生まれ神奈川県育ちなこともあり、子供の頃から箱根に行く機会が多かった私。親の運転する車の後ろで、いつも車に酔って気持ち悪くなりながら行くドライブ。それは、当時住んでいた横浜から箱根の芦ノ湖や仙…

40歳からのおしゃれ論 理想のコートとまだ出会えていない件

みなさんこんにちは! 日に日に寒くなってきましたね。そんなわけで今日はコートの話です。私のパートナーは、かなり寒がりかつアウトドア志向なので、真冬になると南極観測隊が着るような宇宙に行く人が着るような…

40歳からのおしゃれ論 インドの代官山でショップ店員に教わった。

みなさまこんにちは。先月に続き、今月もインドに行ってきたいいあいです。自分でも2ヶ月連続でインドに行くとは驚きですが、インドのお隣ネパールで友人の結婚式があり、帰りにインドのデリーに寄ったのです。今、…

スポンサーリンク

スポンサーリンク

FASHIONに関する最新記事