食物繊維はレタスの9倍!平均-3.4㎏のダイエット効果も。涼しくなってきたのに調子が戻らない「慢性的な疲れ」を改善してくれる食べ物とは?【慶應義塾大学医学部ドクターが解説】
40代以降に急下降。活性酸素に対抗する「酵素」の力はアテにできない!?
とはいえ、体の中には活性酸素を除去する機能が備わっています。その主役が、「酵素」です。でもホッと安心するのは、ちょっと待って!酵素の力は、40代をピークに加齢とともに急降下するのだとか。「そのため、40代以降は酸化ストレスに気を付けなければいけません」と井上先生は強調します。
酵素の代わりに活性酸素を抑え、酸化ストレスを撃退するには、「食べ物から栄養を摂取するのが有効です」と井上先生。その代表的な栄養素が、「ビタミンE」だといいます。最近では美容やアンチエイジング目的として、よく知られるようになりました。ビタミンEには、活性酸素などを除去して、細胞を酸化の害から守る「抗酸化力」があります。強い抗酸化力で細胞の老化を予防してくれるので、若々しい体を維持するのにとても役立ちます。
ただし、ビタミンEの十分な効果を得るためには、毎日摂取することが必要です。なぜなら、口から摂取すると約1.5日は体内に残りますが、その後にはなくなってしまう性質があるからです。またビタミンEはすべて体に吸収されるわけではなく、2/3が便と一緒に排泄されてしまうため、吸収されるのは残りの1/3のみ。「思っている以上にたくさん摂取したほうが良い」と井上先生は指摘します。
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