この人を選んだら、幸せになれますか?-38歳・清美の場合(2)-【40女の恋愛事情・story4】
付き合おうとも言われていないのに、泊まりだなんて。
何かをすっ飛ばされている気がした。
でも彼は、私が彼に好意を持っている、と思い込んでいる。
素敵、カッコいい、と、少し、連発しすぎたのかもしれない。
でも、こんな風に、当たり前のように何もかもが進んでいくのも、楽でいいのかもしれない。
彼となら、プロポーズはまだなのかな、と、やきもきすることもないかもしれない。
いつの間にか、式場はどこにしよう? なんて話になっていることだろう。
自然だし、同い年だし、同じ会社だし、何の問題もなかった。
こんな風に穏やかな時間をこれから共に寄り添って過ごしていけるのなら、それで私の人生、充分すぎるくらいに、幸せなのだから。
その翌日、私は年下くんとも食事に行った。
同僚と付き合うと決めていたけれど、約束していたし、それに、彼と話をしてみたかった。
どんな人か何も知らないから、少し興味があった。
そして私の運命は、この日に大きく動いた。
■この人を選んだら、幸せになれますか?-38歳・清美の場合(3)に続く-【40女の恋愛事情・story4】/毎週火曜18時更新■
この記事は
作家&エッセイスト
内藤みか
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