岩井志麻子 雑誌ではわからない【男の本音】というもの

直接会ってのインタビューではなく、簡単に電話でコメントをってのがときどきある。

その中で、「あっ、また来たな」と苦笑させられる男性記者が何人かいる。

私が「女の本音」をぶっちゃけたら

「女の本音を教えてほしいんです。女の本音で語って下さい」という前置きを必ずする。

だから始めの頃は本気にして、よっしゃあ、まかせなさいと本音で語ったわ。

別に私が女の代表というんじゃないけど、あちらさんはそう想定しているんだからと、かなり隠さず飾らず女の本音をぶっちゃけたつもりだ。

ところがだ。

いざ掲載されたものを読めば、「えーっ、私こんなこといってないよ」と愕然とするほどに脚色、いや、ほぼ真逆の意見や正反対の意見にされてんの。

本音ではなく、建前を全開バリバリにされているのだ。何例か紹介する。

 

本物の発言と、誌面に載ったコメントを比べてみる

○が本物の私の発言、●が誌面に載ったときの改竄されたコメントよ。

○「愛があれば勃たなくてもいい、なんてのは建前ですよ。男を傷つけたくないのと自分が傷つきたくないから、勃たなくても怒ったりしませんけど。内心ではバイ×グラ飲んでても勃たせろっ、とムカついてます」


●「女はセックスそのものより、好きな男との触れ合いを求めているのです。ただぎゅっと愛で抱きしめられるだけで、気持ちよくなれるし幸せなんです」

 

○「若い女がオッサンに行くのは、そんなんお金に決まってるじゃないよ。いや、直接エッチして現金をもらおうってんじゃなく、同世代の若い男にはできない贅沢なデートや高価な贈り物を期待してるんです。だからオッサンが若い女にモテたきゃ、ひたすら羽振りのいいふりするしかないですね」


●「オジサマは若い男にない精神的な余裕があります。だから包容力と優しさで包んであげれば、お金も外見も歳の差も関係なく、心を求めて若い美女が来ますよ」

 

本当の「男の本音」というものは

もはや脚色どころか、完全に別人の反対意見じゃないよ。

しかし次第に私は、男の本音がわかってきた。

男は夢見がちの万年少年。

女以上に、愛とか心に重きを置きたがる。

女がシビアな現実を語れば、男は勝手に補正をかける。

女の本音を聞きたくないというのが、男の本音なのだ。