「ポリフェノール」の知られざる実力。抗酸化作用に加えて、ビフィズス菌を増やす!?「腸活」効果もあるなんて、人生100年時代にとらないと損【専門家が解説】
実は腸活にもいい!?「ポリフェノール」と「腸内フローラ」の密接な関係
そうした中で着目しているのが「ポリフェノールと腸内フローラの関わり」です。
ポリフェノールは小腸から吸収されて全身に循環するといわれていましたが、小腸ではほとんど吸収されないことが最近の研究で判明しました。小腸で吸収されるのはわずか10%で、残りの90%は小腸で吸収されずに大腸へ流れます。ただそのまま排泄されるわけではなく、大腸の腸内フローラと相互作用するのです。
大腸に生息する腸内フローラは、約1000種類、約100兆個もの数があります。食事や生活習慣で菌叢バランスが乱れることが病気の第一歩にも繋がることは広く知られているでしょう。
ポリフェノールは腸内フローラを安定させる機能を持っています。ポリフェノールが大腸で善玉菌のエサとなり、腸内細菌のバランスを整えてくれることで、短鎖脂肪酸(酢酸・プロピオン酸・酪酸)が産生され、血液を通じて全身に循環して免疫や腸管、脳、代謝など全身にいい作用をもたらします。
短鎖脂肪酸は偏った食事や生活習慣の乱れ、ストレスなどによって腸内フローラのバランスが崩れるとうまく作られません。しかしポリフェノールが腸内細菌叢に作用して短鎖脂肪酸の産生を促すというのが注目すべき点です。
また、ポリフェノールはビフィズス菌の増殖を助けるという研究結果もあります。ある研究では、ケルセチン(野菜や果物に多く含まれるポリフェノール)がビフィズス菌の抗炎症活性を高める効果が確認できました。これはビフィズス菌がもともと持っている抗炎症活性をポリフェノールが引き出したと考えられ、またポリフェノールが善玉菌の機能を高めてくれる可能性を示唆しています。
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