#93 独女のフラリ一人飲みで、偶然出会った男とは【40代編集長の婚活記】
偶然入ったバーで、こんなことって
カウンターの一番奥に座っている男性の横顔に、ドキドキしている。よこしまな気持ちで偶然入ったバーで、こんなことってあるの?マスター「何になさいますか?」
隣からふいに声がしてまたドキッとする。よく考えたらふいじゃないよね、オーダーを聞くのは当たり前のこと。私が男性客に気を取られていただけだ。
アサミ「メニューを見せていただけますか?」
何も見ずにサラリと答えられるほど、お酒好きではない。なおかつ、私はお店でメニューを見るのが好きなのだ。どういうメニューがあるのか好奇心をくすぐる。
今夜の気分でオーダーしたカクテル
渡されたメニューをざっと見て、即決。
アサミ「この、今月のオリジナルカクテル、をお願いします」
私をよくご存じな方々はきっと「やっぱりね」と思うことだろう。お酒をオーダーするとき、私はメニューを見て、目に留まったネーミングで決めがちだ。それがどういう内容のカクテルかもよく見ずに。だからときどき味が好みじゃなくて「コレ飲めない……」ということもある(苦笑)。そう、私はチャレンジャー。
この日、今月のオリジナルカクテルを選んだ理由は……カクテルの名前が「Que Sera, Sera(ケセラセラ)」だったからだ。スペイン語で「なるようになる」。出会いや婚活はなるようにしかならないし、今夜だって……なるようにしかならないでしょ!
彼の横顔を見て、またドキドキ!
カクテルを待つあいだ、もう一度チラッと横目で男性客の顔を見る。相変わらずスマホの画面を見ている。私がお店に入ってからというもの、たぶん彼はこちらに視線を向けていない。私のことを気にも留めていない。だけど。
私はついつい視線が彼のほうへと向いてしまう。目の端っこで追ってしまう。それはイケメンだから……ではない。
実は、さっきから頭の中でずっと重ね合わせていた……ある男性と。
またドキドキしてきた。
たぶん、横顔から一致する気がするのだ、見覚えのある顔に。もう長いこと会っていないし、そのぶん年を重ねているし、記憶もちょっとあいまい。もしかしたら人違いかもしれない。だけど……。
偶然入った新宿のそのバーでカウンター席に座っていた男性は、あまりにも似ていた。
7年くらい会っていなかった「かつて仲良くしていた、ある男性」に……!
【偶然のいたずらか、運命か⁉ もしかしてあの男性と再会? 続きはコチラ】
#94 婚活疲れした独女の「運命の出会い」はバーにあり⁉【40代編集長の婚活記】
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