#93 独女のフラリ一人飲みで、偶然出会った男とは【40代編集長の婚活記】

2018.05.16 LOVE

偶然入ったバーで、こんなことって

カウンターの一番奥に座っている男性の横顔に、ドキドキしている。よこしまな気持ちで偶然入ったバーで、こんなことってあるの?

マスター「何になさいますか?」

隣からふいに声がしてまたドキッとする。よく考えたらふいじゃないよね、オーダーを聞くのは当たり前のこと。私が男性客に気を取られていただけだ。

アサミ「メニューを見せていただけますか?」

何も見ずにサラリと答えられるほど、お酒好きではない。なおかつ、私はお店でメニューを見るのが好きなのだ。どういうメニューがあるのか好奇心をくすぐる。

 

今夜の気分でオーダーしたカクテル

渡されたメニューをざっと見て、即決。

アサミ「この、今月のオリジナルカクテル、をお願いします」

私をよくご存じな方々はきっと「やっぱりね」と思うことだろう。お酒をオーダーするとき、私はメニューを見て、目に留まったネーミングで決めがちだ。それがどういう内容のカクテルかもよく見ずに。だからときどき味が好みじゃなくて「コレ飲めない……」ということもある(苦笑)。そう、私はチャレンジャー。

この日、今月のオリジナルカクテルを選んだ理由は……カクテルの名前が「Que Sera, Sera(ケセラセラ)」だったからだ。スペイン語で「なるようになる」。出会いや婚活はなるようにしかならないし、今夜だって……なるようにしかならないでしょ!

 

彼の横顔を見て、またドキドキ!

カクテルを待つあいだ、もう一度チラッと横目で男性客の顔を見る。相変わらずスマホの画面を見ている。私がお店に入ってからというもの、たぶん彼はこちらに視線を向けていない。私のことを気にも留めていない。

だけど。

私はついつい視線が彼のほうへと向いてしまう。目の端っこで追ってしまう。それはイケメンだから……ではない。

実は、さっきから頭の中でずっと重ね合わせていた……ある男性と。

またドキドキしてきた。

たぶん、横顔から一致する気がするのだ、見覚えのある顔に。もう長いこと会っていないし、そのぶん年を重ねているし、記憶もちょっとあいまい。もしかしたら人違いかもしれない。だけど……。

偶然入った新宿のそのバーでカウンター席に座っていた男性は、あまりにも似ていた。

7年くらい会っていなかった「かつて仲良くしていた、ある男性」に……!

 

【偶然のいたずらか、運命か⁉ もしかしてあの男性と再会? 続きはコチラ】

#94 婚活疲れした独女の「運命の出会い」はバーにあり⁉【40代編集長の婚活記】

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