高橋由美子、チープ不倫をもたらしたバラエティーの呪い

週刊文春(文藝春秋社)が今年の三月に女優・高橋由美子の不倫を報じました。同誌によると、高橋は実業家男性と渋谷で痛飲し、歌舞伎町のラブホテルに入っていく姿をスクープされていましたが、私にとってあまり意外ではありませんでした。

 

今年の元旦、「今夜くらべてみました 元旦から生放送3時間SP」(日本テレビ系)に高橋が出演した時のこと。“酒豪キャラ”として登場した高橋は泥酔して番組の途中で退出してしまいました。呂律がまわらなくなり、占いをしにきたゲッターズ飯田に抱きついた(ゲッターズ、超嬉しそうでした)高橋は、私には酒豪というより、「持って帰りやすそうな女性」に感じられたからです。

 

ラブホテルを出たところを文春の記者に直撃された高橋は、気が動転したのか「私、いろいろやってっから」と、聞かれてもいないのにおかしなぶっちゃけを始めます。おまえはどこのあばずれじゃと聞きたくなるほどの、がらっぱちの悪さでした。所属事務所は5月に高橋との契約終了を発表しましたが、この不倫騒動が遠因となったことは間違いないでしょう。

 

バラエティーこそ、品が勝負

自業自得という見方もあるでしょうが、私にはこれが「バラエティーの呪い」に感じられたのです。2016年から高橋はゆっくりバラエティー進出を始めています。高橋はバラエティーを「包み隠さずぶっちゃけること」だと思っているようですが、本当は「一部しか見せないこと」が肝だと思うのです。当然、向き不向きがあり、高橋は向かないタイプの人だと思うのです。

 

たとえば、バラエティーの常連、オアシズ・大久保佳代子は「性欲が強い」キャラをかかげていますが、性欲については語っても、自分の性生活は話しません。「性欲はOKだけど、性生活はNG」といった具合に、笑える下品と笑えない下品の違いを見極める目があるからでしょう。

 

「有田哲平の夢なら醒めないで」(TBS系)で、高橋は「若い時、居酒屋で意気投合した男性の家で飲みなおし、気づいたら男性のベッドに寝ていたが、何もなかった」と話していたことがありますが、これがバラエティーセンスのない人が語りがちなエピソードです。

 

島崎和歌子や佐藤仁美などバラエティー界で“大酒飲み”を掲げる女性は多いですが、「持ち帰られた話」をすることはありません。それは持ち帰られた経験がないというより、酒の上でのそういった行為をテレビで話すのは品性が低いと考えているからでしょう。天真爛漫すぎる人、下品の何たるかがわからない人は、ぶっちゃけ話をしてはいけないのです。

 

私は高橋のファンではありませんが、彼女の不倫にはもの悲しさを感じずにいられませんでした。これまでたくさんの不倫が報道されてきましたが、史上最高にチープな不倫であることに納得がいかなかったのです。

 

20代のカップルなら、酔っ払って歌舞伎町のラブホテルになだれ込むこともアリでしょう。しかし、酒の飲み方を知らないわけではない40代、しかも高橋のように面が割れている芸能人が、なぜ歌舞伎町のラブホなんでしょうか。

 

その謎を解いてくれたのも、「週刊文春」でした。実業家男性は自己破産していたそうです。つまり、カネがなかった。だから、ホテル代も節約したのかもしれません。

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