#94 婚活疲れした独女の「運命の出会い」はバーにあり⁉【40代編集長の婚活記】
偶然再会したカメラマンの彼

男性客「アサミちゃん⁉ ウソ、ホントに⁉ 久しぶり!!」
カウンターの端に座っていた彼が、小刻みに手を振りながら話しかけてきた。
アサミ「ちょっと、なんでココにいるの⁉」
男性客「去年、日本に帰国した! 7年ぶりくらい?」
新宿のバーで偶然に会った彼は、十数年前に仕事で知り合ったカメラマンだった。彼とはなんとなく気が合ったのか、仕事の後に飲みに行ったりするようになり、だんだんとプライベートでも会うようになった。
一時期、毎週のように遊んでいたこともある。あるイベントで一緒にいた私たちを見かけた知人が「あの日一緒にいたイケメン、彼氏?」と聞いてきたこともある。そのくらい、かつてよく会っていた。
ロンドンへの旅立ちをきっかけに
あるとき突然、彼が「ロンドンで仕事をする」と言って旅立っていった。確か、7年前くらいのこと。私たちはそれっきりになっていた。彼の名前を仮に……ロンドンくん、としよう。
アサミ「そんなくらいじゃない? 帰国したんだったら教えてよ! みずくさいじゃない」
ロンドン「あっちでケータイ無くして、電話番号とかもろもろわかんなくなって」
そうだったんだ……。実はちょっと、さみしく思っていたから。
でも、ビックリした。直感で入ったバーで、まさかの再会……。こんなことって、あるんだろうか。
ロンドンくんとの関係性は

そして今夜のロンドンくん。しかも彼は、以前親しかった人。
これは……運命の再会? 引き寄せの法則? 縁、というもの?
もしかしたら、そうなのかもしれない。その昔、お互い恋人もいない同士だったときに言われたことがある。
ロンドン「自分の親が万が一な状況になって嫁の顔くらい見せろって言われたら、お互いフリーだったらフェイクでいいから一緒に来て。偽装彼女やってよ」
それは彼女になってほしいとかじゃない。彼が親を安心させるための方便としての話だ。
実際には、その状況はおとずれなかったけれど、そんな頼み事ができるくらい当時の私とロンドンくんは“親しい関係性”だった。
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